苫小牧~清畠
乗りつくし27日目。
イランカラテ(こんにちは)。今日は予想通り日高本線の旅でしたが終着の様似まで全然行かないで、中間地点の静内までもいかないで、苫小牧からわずか9駅の清畠駅までの旅でした。移動距離にして60kmほど。これまでの最短記録ではないでしょうか。
この区間は本当に海岸のすぐそばの原野を走るので、北海道らしい風景が楽しめます。そしてアイヌの文化にも親しめる旅でもあったようです。
鵡川駅ではこの時期限定のシシャモの寿司を頬張りながら関口さん、うまい!の絶叫。10月から40日ほどしか食べられないのでこの時期旅行できない人には味わえない味覚のようですが、このシシャモが柳葉魚の正体でした。アイヌの人が飢饉に苦しんでいたとき神様が柳の葉を魚に変えてくれたという伝説があるそうです。西洋にもパスツール以前の自然発生説では木の葉が水に落ちて魚になると考えられていたようなので、人間の発想の共通性が感じられますね。
さらに富川駅の博物館では縄文時代からアイヌの人がこの地に住んでいたことを知り、自分達の起源とアイヌの関係に思いを馳せます。イランカラテ(あなたの思いに触れさせて下さい)という挨拶にはアイヌの人の心に少し触れる事ができたような気がしました。
今日はわずか9駅ですが中身の濃い旅路であったようですね。
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