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2005年11月10日 (木)

携帯、IP電話が破らせたNTTの「約束」

>9日に発表されるNTTグループの事業再編は、1999年の「NTT再編」体制を実質的に自ら反古(ほご)にする「約束違反」とすら言えなくもない大胆な事業組み換えだ。「民営化=競争促進=消費者メリット」というNTT民営化の設計思想自体を裏切るたくらみだと言えなくもない。 (携帯、IP電話が破らせたNTTの「約束」?ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS.)

たとえば携帯電話をうちの中では固定電話として使って料金を抑える、といったサービスはNTT本体とNTTドコモが別会社であるうちはやりにくい、というのでNTTグループの再結集をはかる、というのは確かにNTTを分割した趣旨には反するでしょう。

しかし、「IP電話の市場拡大と競争激化」や「携帯電話事業に新たに3社が参入する見通しとなり、価格競争も激しさを増しそう」という情勢であれば、「競争促進=消費者メリット」というNTT民営化の設計思想自体は損なわれていない、むしろNTTが再結集して新しいサービスを展開することは、消費者利益にかなうことだ、という考え方も成立しそうです。

もっとも、再結集したNTTがIP電話や携帯の新規参入企業を蹴散らしてしまって再び独占企業に返り咲くのであれば、消費者メリットとはいえなくなるので、どちらになるのかの見極めは必要となるでしょう。

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