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2005年11月21日 (月)

権威主義尺度

権威主義は『権威主義的パーソナリティ』(アドルノ 1950)のファシズム尺度から権威主義的攻撃、権威主義的服従、シニシズム、偏見の項目を2つずつ選んで計8項目を用いて4件法で測定しました。ただし、アドルノのワーディングは長くて古めかしい表現も使われているので、適当に縮めたワーディングで質問をしています。具体的な質問文は次のとおり。(括弧の中はとてもそう思う、ややそう思うの合計。n=169)

 【権威主義的攻撃】
 自分たちの名誉が侮辱されることは、我慢できない        (64%)
 非道徳な人を排除できれば、多くの社会問題が解決するだろう (42%)

 【権威主義的服従】
 今の若者にはもっと規律が必要だ        (69%)
 先輩後輩などの上下のけじめはつけるべきだ (59%)

 【シニシズム】
 人間の頭脳では決して解明できない重要な問題が沢山ある (82%)
 人間の性質が今のままならば、戦争や対立はなくならない  (67%)

 【偏見】
 生まれつき、勇気と決断を持った人がいるものだ  (57%)
 人間は弱者と強者という二つの種類にわけられる (44%)

これらの8項目の得点を合計して権威主義得点としました。アルファ係数は0.67で十分な値ではありませんが(0.8以上が望ましいとされています)ある程度の値はあるのでこの得点を分析に用いました。

一般信頼については

 自分は人を信頼する方だ        (72%)
 ほとんどの人は基本的に正直である (44%)

の2項目を4件法で測定し、合計得点を一般信頼得点としました。アルファ係数は0.57であまりよくありません。もう少し項目を増やして測定したほうが良い結果が得られると思います。

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