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2005年11月30日 (水)

ノキア:携帯電話テレビの標準にDVB-Hを推進

>ノキア・グレーターチャイナマルチメディアの黄伽衛・総裁は携帯電話テレビの標準規格について、「先端技術の代表で他業種にわたる技術の融合であるDVB-H標準こそが携帯電話テレビの将来を明るくする」と述べた。   

>現在、世界中には多くの携帯電話テレビ標準があり、中国では3GPP、MBMSとDMBが主流となっている。上海東方明珠股フェン有限公司は、すでにDMB技術を採用した携帯電話テレビを開発したと発表。DMBは、衛星ネットワークを利用して信号を発する方式で、韓国が推している標準。   

>一方、ノキアが推進するのはDVB-H標準だ。これはデジタルテレビと移動電話を統合させることによりデジタルテレビ受信モジュールを組み込んだ携帯端末でテレビ放送が受信できるというもので、移動通信ネットワークを介さずにデジタルテレビ信号を受信することができる。   この方式は、ノキアのほかサムスン、シーメンス、モトローラ、ソニーエリクソン、NECがサポートを表明しており、05年6月までに世界で九つの国及び地域がDVB-H標準のテストを開始している。   

>DMB標準の最大のメリットは低コストにあり、1カ月あたりの使用料金は30-50元程度で、ビデオ利用料金は1回あたり1元程度に抑えられる。対する黄・総裁も「DVB-H標準もDMB標準と同レベルの料金体系を実現できる」としている。 (ノキア:携帯電話TVのDVB-H標準を推進 2005/11/29(火) 21:45:54 [中国情報局].)

携帯電話テレビの規格は3GPP、MBMS、DMB、DVB-Hとあって標準化争いの最中です。中国の市場は大きいので、ここでの争いに勝った規格が世界的にも有利になる可能性があると思われます。

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