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2005年12月 1日 (木)

キャリーオーバー効果

>朝日新聞社は26、27の両日、全国世論調査を実施し、母方だけに天皇の血筋を引く「女系天皇」の是非について初めて聞いたところ、「認めてもよい」との答えが71%に達した。男系、女系を問わず「女性天皇」については、78%が支持した。(asahi.com: 女系天皇容認7割 継承順は第1子47% 本社世論調査?-?社会.)

という記事が載っていたのですが、この記事のもとになった世論調査の質問を見ると、女性の天皇を認めてもよいかどうかをきいた上で(賛成78%)、「歴史上初めて、母方だけに天皇の血を引く女系の天皇を認めることになるが、男系を維持する方がよいか。それとも女系天皇を認めてもよいか」と聞いています(賛成71%)。

このとき、1問目にyesと答えた人は「1問目で女性でいいと答えたんだから2問目もいいか」と思ってyesと答えやすくなっていることが予想されます。このように、前問の答えに後問の答えが影響を受けることをキャリーオーバー効果といいますが、どうもキャリーオーバー効果でyes率が高くなっているような気がします。

キャリーオーバー効果があるかどうかを知るには質問の順番を入れ替えてみることが有効です。すなわち、「歴史上初めて、母方だけに天皇の血を引く女系の天皇を認めることになるが、男系を維持する方がよいか。それとも女系天皇を認めてもよいか」とまず聞いたうえで、女性の天皇を認めてもよいかどうかをきいてみて先ほどとyes率が有意に違わなければキャリーオーバー効果はなかったと考えられます。

この場合、どうも先に「歴史上最初の女系天皇の是非」を聞くとnoが多そうで、それに引っ張られて「女性天皇」の方にもnoが増えそうな気がします。本当にそうなるかどうかはやってみないと分かりませんが、こういうキャリーオーバー効果が生じやすい質問をするときにはもう少し慎重に質問をしてほしいなとは思いますね。

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