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2005年12月23日 (金)

オルソン問題調査結果

オルソン問題について昨日紹介したアンケートの結果です。102名から回答がありました。olson2

左図のように交渉に「参加する」と答えた割合は
 従業員が5人の時 47%
      10人の時 48%
      50人の時 35%
      100人の時 32%
となり、50人以上でがくんと減り、オルソンの予想通りの結果となりました。

「人数が増えると不安だ」「誰かが行ってくれそう」「人数が多いと、参加しなくてもわからない」などが不参加の理由としてあげられていました。

「どれぐらいの人が参加すると思うか」という質問も同時にしてありましたが、こちらも人数が増えると減少する傾向がありました。しかし、減り方は実際の参加率よりも少なく、人数が増えるにつれて参加率を過大に評価する傾向が出てくることがわかります。

ただし、全員がオルソンの想定どおりの回答をしたわけではなく、「5人、10人で不参加」だが「50人、100人で参加」という回答パターンを示した学生も結構いました。

olson3

左の表は、5~10人を少人数、50人~100人を大人数としたときの参加、不参加の意思決定をクロス集計したものです。(たとえば5人、10人のいずれかで参加を選んだときに参加、両方不参加としたときに不参加とカウント)

少人数時に参加、大人数時に不参加というオルソンの予想通りの選択をした学生が最も多く34名で、常に不参加を選んだ学生が次に多い25名でしたが、少人数時に不参加だが大人数時に参加を選んだ学生も20名(19%)で決して少数とはいえない人数が存在しました。

予想参加率についても同様に集計しましたが、少人数時に6割以下参加と予想するのに、大人時には6割以上参加すると予想する学生が19名(18%)いました。これらの学生のコメントを見てみますと、
      「人数が多いと安心感がある」
      「人数が増えると、赤信号みんなで渡れば、で参加者が増えると思う」
      「人数が少ないと自分は不安を感じる」
      「人数が少ない方が成功しにくい気がする」
といった回答があり、人数が多いとサンクションを受けるリスクを減るため安心感がある、という認知をもっていたらしいことがわかります。

この調査では、このような認知を持つ人は2割弱でしたが、場合によってはこのようなある種の群集心理がオルソン問題の解決策のひとつになる可能性がありうることを示す結果といえるかもしれません。

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