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2005年12月 6日 (火)

中国イメージの主成分分析

中国に関するイメージを自由回答で募集して選択肢を作成し、学生168名に自分のイメージに当てはまるものに○、特に当てはまるものに◎をつけてもらいました。◎と○をあわせた割合は次のとおりです。(2005年7月調査)

   長い歴史を持つ  (45%)   反日感情が強い (55%)
   パンダがいる   (32%)   街が汚い      (20%)
   物価が安い    (29%)   すぐ怒る      (20%)
   経済発展が著しい(28%)   貧しい        (15%)
   料理がおいしい   (27%)   犯罪が多い    (12%)
   スポーツが強い   (4%)
   友好的        (2%)

このデータを用いて、サッカー選手調査の場合と同様に◎を2点、○を1点として主成分分析を行い、選択パターンの似通ったイメージがくるように配置すると次のようになりました。(第1主成分の寄与率14%、第2主成分の寄与率11%)

china

図の右の方に悪いイメージ、左の方に良いイメージが並んでいますから、第1主成分はイメージの良し悪しによる選択パターンの違いを示す成分と考えられます。

一方、上の方と下の方のイメージについては傾向の違いは良く分かりません。ただ、悪いイメージは第2主成分に沿っての散らばりはありませんが、良いイメージは第2主成分方向に散らばりがありますので、良いイメージの中の多様性を示すのが第2主成分と解釈できるかもしれません。

図から分かるように「犯罪が多い」「反日感情が強い」「貧しい」「すぐ怒る」といった悪いイメージは第1主成分についても第2主成分についてもほとんど散らばりがなく右下隅に集中しています。これは同じ人が同時にこれらのイメージを持ったり、同時に持たなかったりする傾向があることを示しています。いいかえるとこれらのイメージはセットでもたれやすいことが分かります。割とステレオタイプ的にこれらの悪いイメージがもたれていることを示唆する結果かもしれません。

一方、良いイメージの方は割とばらつきが大きく、良いイメージを持つ人の間でもイメージの持ち方にバリエーションがあることが読み取れます。良いイメージの方は、個別の関心(歴史や食べ物やスポーツ)や体験に応じて獲得されていることが示唆されます。

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