あなたは新規事業者の携帯電話を使いますか?
>周囲の記者に聞いてみると,何人もが「安くてちゃんとつながるのなら,絶対乗り換える」と答えた。当然といえば当然の答えだ。しかし,「きちんとつながって,既存事業者のサービスより安い」という条件は,簡単に満たせるものではない。割り当てられた電波は少なく,つながりやすさでは,既存事業者と対等というわけにはいかない。基地局への設備投資は大きいし,顧客獲得コストも膨大。端末開発のコストもかかる。そのコストは結局のところ通話料に転嫁される。
>そこで考えられるのが,端末の開放と,既存事業者にはない料金プランや割引だ。インセンティブがなければ,通信料は月額1000~2000円浮かすことが可能だ。年間では1万円以上おトク,ということになる。 また長期割引サービスについて、他社のサービスで適用される割引率をそのまま引き継いで適用するというのはどうだろう。乗り換えることで生じるデメリットをなくせば,元々の安い料金がさらに生きてくる。( あなたは新規事業者の携帯電話を使いますか:IT Pro.)
新規参入者がどういうサービスをしてくれれば乗り換えるかを考察した記事です。端末販売の際にインセンティブをつけずに、通信料を1000円浮かしてはどうか、あるいは他社の長期割引を引き継いで割引してはどうか、といったアイディアが紹介されています。前者は資源配分戦略の問題ですが、後者を実施するには財源がいるので無制限にはできないでしょうけど、実現するとシェアを奪うには有効でしょう。
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