サッカー選手の主成分分析
サッカー選手21名(日本選手13名、外国選手8名)について、好きな選手に○、特に好きな選手に◎をいくつでもつけてもらう方法で質問をしたところ、次のような結果になりました。(大学生185人に今年7月調査)
好き 特に好き
中田英寿 35% 7%
中村俊輔 34% 5%
小野伸二 25% 1%
宮本恒靖 18% 6%
ロナウジーニョ 19% 5%
ジダン 17% 3%
川口能活 16% 2%
稲本潤一 14% 3%
シェフチェンコ 12% 5%
大黒将志 13% 2%
ロベルト・カルロス 10% 3%
小笠原満男 12% 1%
ベッカム 10% 2%
ロナウド 10% 2%
オーウェン 11% 1%
柳沢敦 9% 2%
カーン 6% 4%
三都主 6% 2%
鈴木隆行 6% 1%
高原直泰 5% 1%
中田浩二 3% 1%
中田英、中村、小野といった日本代表の中心選手の人気がさすがに高いですが、外国選手でもロナウジーニョ、ジダンといった選手は日本選手とならぶ人気を獲得していることが分かります。
次に、◎を2点、○を1点として主成分分析したところ次のようになりました。(寄与率第1主成分16%、第2主成分9%)
主成分分析を行ってプロットすると、人気のパターンの似通った選手を近くに、パターンの異なる選手を遠くに配置することができます。この結果を見ると、おおまかにですが右のほうにフォワードの選手、左のほうにゴールキーパーやディフェンダーの選手、真ん中近くに中盤の選手がならんでいます。その意味で第1主成分は攻撃的な選手か守備的な選手かによる人気の違いを示す成分といえそうです。
一方、図の上の方は日本選手、下の方は外国選手が多いので、第2主成分は日本選手か否かによる人気のパターンの違いを示す成分と解釈できます。ただベッカムだけは例外で日本選手の真っ只中に位置してます。ベッカムは女性の人気が男性より高い点でも異質な選手で、サッカー選手としての側面というより、ルックスなど別の面で評価されているため、他の外国人選手とはことなる人気パターンを持っているのかもしれません。
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