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2005年12月27日 (火)

ネットユーザーは中国に悪印象

今年7月のアンケート調査データから、中国の好き嫌いを目的変数とした

china 重回帰分析の結果、左図のように、中国について悪いイメージを持つことの影響力がもっとも大きく、ついで良いイメージを持つことの影響力が大きいことが分かりました(n=159)。

また、なぜかお祭り好きであることが危険率5%でプラスに効き、中国の友人がいることが危険率10%でプラスに効いていました。ただし、これらの変数の影響力は小さく中国についてどのようなイメージを持つかが好感度の主要な規定要因となっています。

そこで、どのような要因がさらにイメージの形成に影響するかをステップワイズ法を用いて調べたところ、良いイメージについてはテレビニュースの視聴頻度と一般信頼が、悪いイメージについてはテレビニュースの視聴頻度とインターネットの使用時間がそれぞれ危険率5%でプラスの効果を持っていることが分かりました。テレビニュースを見ても、世の中の人一般に対する信頼を持つ人は良いイメージを持ちがちで、インターネットを長時間使う人は悪いイメージを持ちがちなようです。ネットではネガティブな情報が流通しがちであることと、別の調査でネット利用者は一般信頼が低いことが分かっていますので、そのような影響があることが考えられます。

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