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2006年1月14日 (土)

2006年の世界の携帯電話機売上高は減少へ

>米国の調査会社であるiSuppli社は、2006年の携帯電話機の売上高は、市場成長率の鈍化と販売価格下落の影響を受け、1097億米ドルと前年比で4.9%減少するとの見通しを発表した。歴史的な高水準を記録した2005年の売上高1151億米ドルの水準に回復するのは、2009年頃になるであろうと予測する。  

>iSuppli社は、売上高が減少する主な要因として、携帯電話機市場の成長率鈍化を挙げている。携帯電話機の買い換え需要は全世界的に頭打ちの傾向にあり、成長率は鈍化している。携帯電話機市場は、2003年に30%の成長を遂げた後、2004年は25.1%、2005年は13.6%と成長率は縮小している。2006年は出荷台数が8億5000万と2005年実績の8億1000万台に比べて増加するものの、売上高の成長率はわずか4.9%にとどまるであろうという。   

>また、平均販売価格の下落も売上高の減少に影響を及ぼしている。同社によると、2006年の全世界の携帯電話機平均販売価格は129米ドルと、2005年の142米ドルから9.2%低下する見通しだ。これは2004年の155米ドルから8.5%下落した2005年を超える下げ幅である。一方2004年の価格下落率は2.7%と緩やかであった。  

>iSuppli社のScott Smyser氏は、「近年、超低価格帯のローエンドモデルの携帯電話機がシェアを伸ばしている。一方で、3G機種などハイエンドの携帯電話機においては、3Gサービス加入者を増やしたいプロバイダが、継続的に価格低減を要請している。この2つのことが、2006年の販売価格の下落に起因している」と述べている。 

>しかし同社では、販売価格の下落は2007年頃には落ち着くであろうとの見方をしている。平均販売価格の下落率は2006年から2007年にかけて1%減の128米ドル、2008から2009年にかけては0.5%減程度であろうと予測する。Smyser氏は、「高機能な3G対応携帯電話機の需要が増えることで、ローエンドモデルによる価格破壊の影響を相殺し、平均販売価格の下落を抑えるであろう」と言う。 ( Electronic Newsから:2006年の携帯電話機売上高は減少へ、iSuppliが報告.)

世界的な携帯市場傾向の分析です。中国やインドの市場は成長期ですが世界的には成長率は低下して飽和しつつあるようですね。その中で価格競争が生じているため、売り上げは若干ながら減少するという予測になっています。ドイツでの売り上げがすでに減少を始めているという記事もしばらく前に紹介しましたが、世界的な傾向となるようです。

ただし、3Gの普及は端末の平均単価を引き下げる働きを持つので、3Gが平行して普及すると全体の平均単価や売上高は微増する模様です。3Gは意外に早く飽和するかもしれない(それほどの機能を必要とする人は世界的にはそんなに多くないかもしれない)ので、その後は携帯市場全体が縮小に向かうかもしれませんし、おさいふ携帯など新たな用途が広がればもうしばらく成長するかもしれませんし、その辺の大きな状況を踏まえてどう戦略を立てるかが大事になってくるでしょう。

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