音楽と携帯電話の相性は抜群、欧州携帯音楽市場は7年で5倍増の見込み
>調査会社の米Frost&Sullivanによると、西欧地区の携帯端末向け音楽市場は、2011年には78億5000万ユーロに達する見込みという。2004年は15億6000万ユーロだったことから、7年で約5倍の成長となる。
>同社の予想値には、着メロ、着うたのダウンロードや携帯電話で音楽購入サービスを利用しての購入金額が含まれている。西欧州地区の携帯ユーザーは4億人といわれており、2007年の予想値の内訳は、着メロが30億1000万ユーロに対し、着うたなど楽曲の購入が48億3000ユーロで、着メロを上回る予想となる。
>同社アナリストは、携帯電話と音楽の相性は抜群と分析する。まず、ユーザーの間で音楽を常に持ち歩き、好きなときに聞きたいというニーズは高い。また、携帯電話は生活の必需品というユーザーも多い。となると、単なる音楽再生プレイヤーよりも、通話などコミュニケーション機能のある携帯端末の方が、利便性は高いということになる。すでに、米Motorola、英Sony Ericssonなどが音楽を中心機能とした携帯電話の提供を開始している。
>携帯音楽は、音楽業界にも魅力だ。ファイル共有などの"抜け穴"の多いPCとは異なり、オペレータ毎に敷かれた携帯通信網は閉鎖的な環境だ。コンテンツやサービスを提供するプロバイダやアグリゲータは安全な仕組みを構築しやすく、携帯端末メーカーもデジタル著作権管理技術のサポートに乗り出している。
>ターゲット層は、11歳~15歳の若年層に大きなフォーカスがあたっている一方で、各社はそれより年上の10代後半層はもちろん、中高年も視野に入れていると報告している。
音楽と携帯電話の相性は抜群、欧州携帯音楽市場は7年で5倍増の見込み (MYCOM PC WEB).
日本の伝統芸能である着メロ、着うたがヨーロッパでも人気を集めつつあるようです。4億人が年80億ユーロほどを購入するという予想ですから、一人20ユーロ、3000円ほどの利用という計算です。CD1,2枚を買う計算ということになるでしょうか。音楽会社にはそれなりに大きな収益になりそうですが、月300円足らずの購入額では携帯会社にはそれほどでもないかもしれません。
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