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2006年1月30日 (月)

KDDI、携帯電話事業の営業益30.7%増

>KDDIは、2005年4月~2006年12月期累計の連結決算を発表した。
                         対前年同期比
    売上高    2兆2301億8900万円 (1.6%増)
    営業利益     2575億9400万円  (6.2%増)
    当期純利益   1580億 700万円  (2.5%増)

>売上の8割を占める携帯電話事業が引き続き好調で、赤字の固定通信事業を補って余りある成果をあげている。同社では、この結果を受け、通期の業績予想を見直し、売上高を上方修正、期初の見込み、2兆9760億円を今回、3兆410億円とした。営業利益、当期利益は期初予想通り。

>固定通信事業は直収電話のメタルプラス拡販などの費用が影響し
    売上高    4358億円(1.8%減)、
    営業損益   438億円
    当期純損益  228億円の赤字

>携帯電話事業は
    売上高  1兆8457億円(7.5%増)
    営業利益   2996億円(30.7%増)

>「CDMA 1x WIN」の契約者数は12月末で675万、そのうち81%は定額制契約ユーザーだ。「CDMA 1x WIN」のARPU(1契約あたりの月間平均収入)はこの3四半期ほぼ横ばいだが、10~12月期も9680円で、全体の平均7090円と比べ格段に高い。「CDMA 1x WIN」ユーザーが増加すれば、ARPU全体を押し上げることになる。

> 2005年度下期には、ツーカー、パワードコムの合併という変動要因があったが、同社の陣地は堅固だ。2005年12月末の携帯電話累計シェアはau、ツーカーあわせて27.4%だが、第1-3四半期の純増シェアは同じく49.2%で首位を維持している。第3四半期の解約率は1.11%、前年同期比で0.26ポイント改善、これは過去最も低い数値だという。着うたフルなどのサービス、各種割引とも、着実に支持を得ているようだ。

リンク: KDDI、携帯電話事業の営業益30.7%増、通期売上は3兆円突破の見通し (MYCOM PC WEB).

KDDIの2005年の連結決算です。固定電話部門で228億円の赤字ですが、携帯電話部門では前年比30.7%増の2996億円の黒字で合計して2575億9400万円の黒字(前年比6.2%増)となっています。固定電話部門が足を引っ張る格好で、携帯電話に特化すればよさそうなものですが、近い将来「固定・携帯融合サービス」が大きな市場になると予想されてますので、いま固定電話から撤退するわけには行きません。固定部門の黒字転換が大きな課題だといえるでしょう。

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