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2006年1月19日 (木)

ボーダフォン、反転攻勢のキーワードは“コミュニケーション”

>ボーダフォンは18日、携帯電話機4機種を発表した。ラインナップは、3G向けの『Vodafone 804SS』『Vodafone 804N』『Vodafone 904T』と、2G向けの『V403SH』。これらに昨年末に発表した『Vodafone 804SH』『V502T』を加え、春商戦に望む。新たに発表された4機種の発売は2月下旬以降で、価格はオープンプライスの見込み。

>昨年、年間で初のマイナスになった原因については、「一昨年の施策に間違った部分があるのではないか」と推測し改善に努めているという。具体的な施策は、3G携帯電話機のラインナップの拡充と品質の強化、3G基地局の増強、新しい定額サービスの導入など。

>ボーダフォンは去年の後半を“反転攻勢”のターニングポイントととらえ、「今後は攻勢に転じていきたい」という。キーワードは“コミュニケーション”で、「言葉としてのコミュニケーションを大事にして、家族とか友達とか恋人とかその人のコミュニティーをサポートしていくようなものを打ち出して、“付き合いやすいプロバイダー”ということで頑張っていきたい」とした。

ボーダフォン、2006年春商戦向け携帯電話機を発表――韓国サムスン電子製など4機種.

ボーダフォンの反転攻勢のキーワードは“コミュニケーション”だそうで、単に安売りするだけではなさそうです。中味としては

>1つ目は“デルモジ表示”サービスで、Vodafone 804SS/Vodafone 804N/Vodafone 904Tが対応する。デルモジ表示は、受信したメールの本文に特定の絵文字/キーワード/顔文字が含まれると、それに関連したイラストを3Dアニメーションで表示するというもの。他キャリアーの携帯電話機やパソコンなどから送られたメールでも、それらが本文に含まれていれば、同じように3Dアニメーションが表示される。

>2つ目は“Vodafone live! CAST”サービスで、Vodafone 804N/Vodafone 904Tが対応する。これに契約すると、午前2時~7時の間にコンテンツが自動的に届くというもの。

>3つ目は“Vodafone Address Book”サービスで、対応機種はVodafone 904T。携帯電話機のメモリーに記録された電話帳のデータを、専用のサーバーに記録(バックアップ)したり、必要に応じてサーバーから携帯電話機に読み込んだりできるというもの。

というわけで、一つ目はデコメールのようなものになるのでしょうか。三つ目はさっきの記事にも書いたアドレスのバックアップサービスでこれもコミュニケーション促進の試みということなのでしょう。二つ目の配信型のサービスは中味しだいですね。

コミュニケーションという言い回し自体はヨーロッパでも通用する普遍性を狙っている感じはします。ボーダフォンは日本市場を実験場と捉えている部分がありますから、日本で受けつつヨーロッパにも移植できるサービスを考えようとしているのでしょう。うまくいけばいいのですが、中途半端にやるとどちらにも受けない恐れもあるというリスキーな戦略でもあります。

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