30年前のテープ救出作戦(76年のうた)
うちに昔のみんなのうたを録音したテープが沢山あるのですが、いつまでもテープのままでは傷んでしまう(というかすでにかなり傷んでいる)ので電子化してノイズとか取ってMP3化する実験をしてました。
今日は一番古い1976年のテープを電子化してMP3プレーヤーに入れてみました。サーっというホワイトノイズは取れてだいぶ聞きやすくなりました。元々がモノラルなのとポツポツという雑音が残ってるのが残念ですが、ちょうど30年前の曲たちなんですよね。
【復元曲】
風の子守歌 くいしんぼうのカレンダー
赤い花白い花 モッキンバードヒル
冬の日の子守歌 勇気一つを友にして
瞳を閉じて 遠い風紋
ゴクロウサン 南の島のハメハメハ大王
ドラキュラのうた ボクたち大阪の子供やで
山口さんちのツトム君 ユミちゃんの引越し
雨が空から降れば へのへのもへじ
白い道 算数チャチャチャ
オナカの大きな王子様
「モッキンバードヒル」とか「遠い風紋」とか「瞳を閉じて」とかがお気にいりです。「冬の日の子守唄」とかも暗い中、夕刊を配りながら聞いてたので非常に懐かしいですね。「くいしんぼうのカレンダー」とかはDVDになってて嬉しかったのですが、あとの曲たちはどんな映像だったのか・・。アーカイブにもなさそうだし、いつか見ることができる機会があればいいのですが。
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コメント
はじめまして。どうしても確認したい曲があり、メール致します。子供の頃、みんなの歌でしていたのは、確かなのですが、しんみりとした冬の情景を歌った曲で、歌詞ではっきりしているのは、「雪がとけたらあえるよね」という部分だけです。もし、おわかりでしたらどうぞお知らせください。
投稿: KEN | 2006年11月20日 (月) 20時11分
KENさん、コメントありがとうございます。
お尋ねの曲は「雪の日のたより」
(http://www.fan.gr.jp/~izuha/muse/ttlyu024.html)
だと思います。あんまり情報無いんですけどね。
記憶では
♪お元気ですか ゆみこちゃん
♪そっちの山は雪ですか
♪こっちもやっぱり降ってます・・
という出だしの可愛い曲でした!
投稿: くじょう | 2006年11月24日 (金) 12時56分
曲調は違いますが、60年代の曲に雰囲気の似た歌が存在します。
再放送されていないので、案外知られていない名曲ですよ。
『雪になりたい』 68.12-69.1 放送
佐良 直美 うた : 横井 弘 作詞 : いずみ・たく 作曲
♪雪が降るよ 密かに 白い雪に なりたい
風に乗ってはるばる 海を越えて 行きたい
手紙だけで 知っている 北の国の 友だち
雪が好きな その子の 髪にそっと 降りたい
♪雪が降るよ はてなく 白い雪に なりたい
リラの枝に 止まって 花のように 咲きたい
時計台の ある街 ペチカ燃えている街
夢に見てた その子と 鐘の音を ききたい
♪雪が降るよ 積もるよ 白い雪に なりたい
だれもいない 野面を 歌いながら 行きたい
手紙だけで 知っている 寂しがりやの 友だち
ひとりぼっちの その子の 涙消して あげたい
*僕の大好きな作曲家いずみ・たくさんの曲です。歌詞が六・四調(?)で作られてあるので覚えやすくて歌いやすいですね。
文通相手の北の町に住む友だちを思う主人公の優しい気持が伝わってきて、ほのぼのとした気分になります。
比喩表現が効いていて歌の世界に引きずり込まれます。
ところで『雪の日のたより』ですが、少しだけ突っ込ませていただきます。(^^)
たしか ゆみこちゃん ではなく キミコちゃん でしょう!?
そして、 ♪こっちの谷もふってます が一番の歌詞ですよ~
投稿: るんるん | 2011年12月24日 (土) 10時13分
佐良直美さんのうたなんですね。通信手段が手紙しかなかったころの文通って未知の世界への唯一の扉みたいなところがありました。遠い世界への憧れと、雪のひとひらのような淡い恋心がうまくうたわれてますね。
『雪の日のたより』はきみこちゃんでしたか。つとむ君の文通相手になってしまったゆみちゃんと混同してしまいました。ご指摘ありがとうございます。
投稿: くじょう | 2011年12月28日 (水) 23時11分
雪が降るよ 密かに 合唱曲
で検索してたどりつきました
中学時代 校内合唱大会で歌いました
コメントの歌詞を引用させていただきたく トラックバック送信しました
投稿: MISTY | 2012年2月29日 (水) 11時36分
MISTYさま
コメントありがとうございます。
素敵な曲を合唱大会で歌われたのですね。うらやましいです。
どうぞ、歌詞の情報お使いください。お役に立てれば幸いです。
投稿: くじょう | 2012年2月29日 (水) 12時11分
また立ち寄らせていただきました。
私もいろんなものをデジタル化しております。音楽テープは言うに及ばず、ビデオテープ、アナログレコード、ネガフィルム、それに書籍です。
8年ほど前にデジタル化した「みんなのうた発掘プロジェクト」に提供した音源については、未だにチェックしたとも何とも連絡がありません。もう2カ月以上が経ちます。滝沢氏の提供したものは先にチェックを受けて音源の良さをおほめ戴いたそうですが、未だにHPには「発掘」されたことにはなっていませんね。私のテープはライン入力、テープスピード19cm/sで録音してありますので、多少のノイズがあるとはいえ音質的には2004年に発売されたDVD第一巻に収録されたものよりずっと良いと思っているのですが…。
私は以下のものを提供いたしました。
みんなのうた特集1-----1969年12月29日(月)18:00~18:20
みんなのうた特集2-----1970年3月22日(日)18:00~18:25
みんなのうた特集3-----1970年12月31日(木)18:20~18:45
個別録音8曲
このうち、高山にカンカコカン、ケルンをつもう、津軽りんご唄、おんぼろピアノ、モルゲンローテ、あそぼうよ、パンのマーチ(1st ver)、ちいさな汽車、の8曲が昨年末現在で探究中ということでした。個人的には、音源から譜面を起こし編曲してピアノで弾きまくった「おんぼろピアノ」を中原収一さんの原画が残っておりましたら再現していただきたいものだと思っております。中原さんのアニメも越部信義さんの編曲も秀逸でした。
投稿: ちゃるちゃん | 2012年3月 4日 (日) 18時19分
ちゃるちゃんさん
貴重な音源をたくさんお持ちで羨ましいです。早く整理が出来て放送して欲しいものですが…。でも映像発掘曲の発掘スペシャルが5夜に渡って放送されることになりましたし、音声発掘曲の発掘スペシャル遠からずあることを期待したいです。
『おんぼろピアノ』、NHK出版のテキストには収録されてないのですね。初期の配布テキストを調べて1966年4、5月号に載っているのを発見できました。
♪おんぼろ ぽろぽんぽん
♪おんぼろ ピアノ
昔ベートーベンが奏でワルツもガボットもいけるけど、ポロネーズはボロボロネーズ。月夜のタンゴはネコとお月様のBGM。ちょっと寂しいけど、暖かみのあるメロディーですね。もとの音源で聴いてみたいものです。早く放送されますように!
投稿: くじょう | 2012年3月 9日 (金) 20時54分
すみません。「おんぼろピアノ」の編曲者を間違えてしまいました。正しくは小森昭宏氏です。老人になると記憶違いがひどくなっていけません。楽譜は日本放送出版協会版も水星社版も70年代までの曲が収録されたものを全部持っていますが、外国の曲は版権が切れると、初期の版にあったものが版を重ねると他の曲に差し替えられてしまうということがよくあります。「おんぼろピアノ」は、協会版は第8集に、水星社版には第5集にありました。
小森氏の編曲が秀逸だというのは、編曲が非常に凝っていまして、ある番がすんで次の番までに間奏が入るのですが、ちゃんと歌詞の内容を反映しています。最初はショパンの「英雄ポロネーズ」、2番がベートーベンの「月光の曲」、次は多分小森氏の創作で当時流行していたモンキー・ダンス、最後はタンゴの「ラ・クンパルシータ」です。
中原氏のアニメーションも詩と曲とに忠実にシンクロしています。モンキー・ダンスではピアノがばらばらになりリズムに合わせて踊りますし、最後は子猫が三日月夜の屋根の上でタンゴを踊ります。三日月も一緒に踊ったかな?わずか2分余りですが、小森氏と中原氏の一大コラボレーションですよ。あ~もう一度見たいです。
余談ですが、「ひとつおぼえの」の冒頭は「月光の曲」です。歌は「オッコ」なるデビュー前の?芹洋子さんが歌っています。ネコが屋根で踊るのは、工藤順子さんの「トタン屋根のワルツ」を連想します。工藤さんのオリジナリティ溢れる作品も大好きです。
投稿: ちゃるちゃん | 2012年3月10日 (土) 10時53分
『おんぼろピアノ』それはおしゃれな編曲ですね。ますます聴いてみたくなりました。曲と絵の違いはありますが『展覧会で逢った女の子』を思わせるつくりです。シャガール、ピカソ、ルノアール。女の子が眺める絵にあわせて背景がシャガール風や印象派風に変わっていくのですよね。これも好きな作品です。
『ひとつおぼえの』は協会版に載ってました。ソドミソドミ…確かにこれは月光です。ここから先に進めないひとつおぼえのベートーベン。これもうまく出来てますね。ひとつおぼえだけど音楽好きの家族が虫の音色に耳を傾けるオチも秀逸です。今回の発掘スペシャルでは放送しないようですが、これも聴いてみたいものです!
投稿: くじょう | 2012年3月12日 (月) 01時04分
「ひとつおぼえ」は私もキングコード版で聞いた事があります。1番がどうもおとなしいと思っていたら、あれは「月光」のパロディだったんですね。知りませんでした(道理で歌詞に「ひとつおぼえのベートーベン」だったわけだ)。
なお歌の「オッコ」というのは芹洋子ではなく、「野呂ひとみ」という、当時のフォークシンガーです。
投稿: マーチャン | 2012年5月 2日 (水) 16時58分
やぁ、ありがとうございました。私はピザを作っていて、どうしたわけか、♪手紙だけで~ というところを思いだし、その先や、あと先がちょっとずつしか出て来ず、なんの歌だったか たしか雪…。
何年か何月かで、二番まで位できるようになりましたが、三番は…、一番も混ざって歌っていました。こんな…会えるなんて、ありがとうございました。
北原ミレイさんのうたう歌、たしか…北欧のほうの…クラシックの……や、
♪…少年は鳥になれずに…という、ソルベイグの歌もわすれられないうたです。
あと白鳥のバックの、なんのうたかわすれました。
ありがとうございます。
投稿: すすき | 2015年4月 5日 (日) 03時41分
すすきさん
コメントありがとうございました。ふとメロディーが浮かんできたけど、何の曲かわからない…。そんなことってありますよね。お役に立てて幸いでした。『雪になりたい』、リアルタイムで聞かれてたようで羨ましいです。レコードにも入ってないようですので楽譜から復元して聞いてみたいと思います。
北原ミレイさんのうたは『白い道』(1983年版)ですね。これもいい曲です。大貫妙子さんがうたう『みずうみ』(1983年)も切ない美しい作品です。白鳥の映像は谷理佐さんの『水鳥』(1994年)でしょうか。あるいは『約束』(1968年)の二番に白鳥が登場しますので、そちらかもしれませんね。また何かありましたら、どうぞお寄せください。よろしくお願いします。
投稿: くじょう | 2015年4月 5日 (日) 09時45分
そうです そうです。それです。 思い出す映像が、白黒ですので、この68年のほうの、約束 たしか、教科書の国語にでも載っていそうな、渡り鳥が去っていっても、約束守ってまた飛んでくる、今年も来た、というような話だったと思います。でもそういうことではなく…西六郷辺りの、少年の、合唱で、たぶん女子の声もあって、泣けるるような内容だったとおもいます。当時、東京の少年合唱団というと、ずいぶん遠い存在のように憧れをこめておもっていたと思うんですが、大人になって六郷土手を通るとき、案外ローカルな感じで、だからこそ、親しみやすく私たちも歌ってたんだなとおもいました。
このビデオは、私は一回、再放送を見たことがあります。たぶんリクエスト特集かなにかで、あぁほかの人もいいなと思っているんだ、とうれしかったのですが、歌はとんと思い出せないのです。思い出だけ。
みずうみは、折々、うたっていたので、今でもほぼ完璧に思いだせます。歌えます。
同じ年だったんですねぇ、この68年は、私の家が引越しをし、東海道を下り、関東平野をまた下って、海のない街につき…ふるさとの風景や友達を、まるごと置きざりにしてきたころだったので、特別思いが深かったのかもしれません、といってもなかなか出てこなかったのですが…そろそろ思い出せということだったのかもしれません。当時は、たぶん私は南を思い、会えない友達を思って、この歌は…北を思ってまだ見ぬ友達のことを思う、その肩に止まりたいと思う…髪でしたね。たぶん、そういう人もいるんだ、と励まされたようにおもいます。
歌はいいです。本当にありがとうございました。
このお礼をどう返せばいいのでしょう。もしよければ歌ってさしあげたいが、相良さんの歌は、ボサノヴァ調、というか、声を特別作ってなく、ふだんどおりの声のまま、のびのある声で、当時もフランス人の歌手の人などはそういう声の人がありましたが、日本人の、特に女の人では、珍しく、新しくて、知性を感じさせるかっこいい感じがしました。それでいて手作り感溢れるしたしみやすさもあり、ドラマなどにもでる人気歌手の人で、この北海道の甘くない風景がよく浮かびました。と、北海道とばかり信じて歌っていたようにおもいます。私が歌うと新妻聖子さんのようになってしまいます。いや、目指してしまうというか。長々すいません。すごいです。
投稿: すすき | 2015年4月 8日 (水) 07時43分
『約束』の方でしたか。約束を守って命懸けで雪国に帰ってくる白鳥たち。美しい姿の背後にある自然の厳しさにも思いを馳せる名曲ですね。これも映像を見たことがないので羨ましいです。
生活の変わり目できいて曲というのは本当に印象深いものですね。高校や大学に入った時や卒業したとき、あるいは東京に出てきた時の曲はやっぱり思い出深くです。いろんなマイベストがあるところもみんなのうたの魅力でしょうか。今年の5月3日に西六郷少年少女合唱団創立60周年の記念定期演奏会があります。みんなのうたファンのみなさんも沢山お出でになりますので、もしお近くなようでしたらいらっしゃってはいかがでしょうか。その折にでもお声をお聞かせいただければ光栄です。
投稿: くじょう | 2015年4月 9日 (木) 10時13分
るんるんさんが投稿した「雪になりたい」が今月ラジオで再放送されてます。
「世界は二人のために」でブレイク中の佐良さんの歌はどんなのか聞いてみたら、後年の佐良ナンバーを思わせる様なしんみりとした歌でした。
調査してみると、映像は常連・中原収一製作アニメのほか、実写があり、佐良さんが出演してたとあります。どんな映像だったんでしょう。
投稿: マーチャン3 | 2016年2月13日 (土) 17時04分
『雪になりたい』は佐良直美さんの歌唱力が光る作品ですね! ♪ 手紙だけで知っている の二泊三連と ♪ 北の国の のコードに痺れます。いい曲が発掘されて良かったです。
この曲に中原さんのアニメーションというのも興味がありますね。他とは違った作風だったのでしょうか。映像は難しいかもしれませんが見てみたいです。
投稿: くじょう | 2016年2月19日 (金) 00時29分
おんぼろピアノ ふと口をついて出たうた 検索してたどり着きました
♪おんぼろぼろボンボン おんぼろピアノ
おんぼろでも 音は(腕は?)確か?)
ワルツにガボットになんでもこいだが、ポロネーズ弾いたらボロボロネーズさ
こんな歌詞でしたでしょうか?ぜひ知りたいです。
投稿: くぼまる | 2020年11月28日 (土) 20時52分
くぼまるさん
コメントありがとうございます。よく覚えてらっしゃいますね。版権の問題でNHK出版や水星社のテキストには掲載されなくなっている曲ですが、手元の古い水星社版テキスト5巻から1番だけ引用させてもらいますと
おんぼろ ボロボンボン
おんぼろ ピアノ
おんぼろ ボロでも
腕は確か
ワルツも ガボットも
なんでも こいだが
ポロネーズ ひいたら
ボロ ボロネーズさ
ということですので、ほぼ正確に覚えていらっしゃると思います。上の方で音源の話題が出ていますが、今もみんなのうたの公式HPでは「発掘中」になってますね。ちゃるちゃんさんの音源は受理されてないのかもしれません。残念です。
原曲の音源はこちらのようで、とてもオシャレな曲です。有料ですがよろしければどうぞ。
https://www.amazon.co.jp/Le-piano-du-pauvre/dp/B003V9FERG
投稿: くじょう | 2020年12月 5日 (土) 11時39分
亀井武彦さんの作品で映像が発掘されているのは「ひとつおぼえの」だけですが他の「いいやつみつけた!」「ガチャガチャバンド」「トトトのうた」は水星社に画像がありました。
投稿: 旧ドラえもんが好きなフーリン | 2021年3月10日 (水) 12時39分