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2006年2月24日 (金)

鳥インフルエンザ、最近の感染国の状況

>2月18日に報告されたインドでの鳥インフルエンザ発生は、野鳥におけるウイルスの急速な地理的拡散に関する最近のパターンの一部である。インドは今年2月に入って鳥におけるH5N1感染の初発例を報告した13の国々のうちの一つである(13か国とは、報告順にイラク、ナイジェリア、アゼルバイジャン、ブルガリア、ギリシャ、イタリア、スロベニア、イラン、オーストリア、ドイツ、エジプト、インド、フランスである)。

>これらの最近感染が発生した国々の状況は、互いに大きく異なっている。良好な獣医学的サーベイランスをもつほとんどのヨーロッパの国々は、少数の野生の鳥においてのみウイルスを検知しており、土着の鳥へ拡散する兆候は現在のところない。

>アゼルバイジャンでは、ウイルスの検知が土着の鳥の大量死と一致している。エジプトでは、土着の鳥における集団発生が10の行政区域で確認され、外来種動物園の鳥においても死亡が報告されている。イラクでは、同国初のヒト症例を確認したのちに初めて鳥におけるウイルスの存在が発見された。

>イラクを除いて、2月中に新たに鳥インフルエンザ感染のあった国でのヒト症例の報告はない。イラクは2人のヒト症例を報告しており、いずれも死亡している。その他数名の患者から採取された検体が現在検査されている。

>ヒトの健康に関しては、ウイルスが小規模な裏庭家禽に定着した場合にヒト症例が発生する危険性が最も高い。なぜならそのような状況では密接なヒトとの接触、曝露、そして感染が発生する機会を継続的に提供するからである。

>現在入手可能なすべての証拠によると、ウイルスは家禽からヒトへと容易には拡散しない。現在までに、家禽農場従業員・殺処分員・獣医師ではごく少数の症例しか検知されていない。ほとんどすべてのヒト症例が、食用のために家禽を殺処分・羽むしり・食肉処理・調理する際に、病気の家禽への密接な接触を持っている。 家禽において鳥インフルエンザの発生が知られている家においてすら、適切に調理した鶏肉や卵を消費したことに関連する症例は発生していない。

鳥インフルエンザ:新たな国々へのウイルスの拡散.

今年の2月になって新たに13の国で鳥インフルエンザの感染が確認されています。感染はおおむね

   第1段階 渡り鳥の感染
   第2段階 土着の鳥の感染 
   第3段階 家禽の感染
   第4段階 人への感染

というステップで進むようで、ヨーロッパの国々は第1段階、インド、アジェルバイジャンは第2段階、ナイジェリア、マレーシアは第3段階、イラクは第4段階に到達している感じです。ヨーロッパが感染の初発段階なのか有効に押さえ込めているのかは、今後の推移を見る必要がありそうです。

第3段階でも、自宅で飼っている家禽が感染した場合がもっとも危険で、人への感染の危険性が高まります。ただし、今のところ人への感染力はあまり強くなくて、ちゃんと調理した鶏肉や卵を食べている分には大丈夫みたいですね。

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