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2006年3月15日 (水)

炭酸飲料は肥満の原因か 米で論争

>専門家らによると、米国人が摂取するカロリーの5分の1は飲み物が占める。炭酸飲料など、砂糖を含む清涼飲料水が肥満にかかわっているとの説は、これまでも何度となく浮上してきた。 関連を主張する専門家らによれば、米国内のソフトドリンク(清涼飲料水や乳飲料)の消費量は、1977年から97年までの間に成人で約1.6倍、子どもで約2倍に増加。同じ期間に、肥満もほぼ倍増した。

>ハーバード大の小児科医、デービッド・ラドウィグ博士が、マサチューセッツ州の学童548人を対象に行った調査では、甘い清涼飲料水を飲む量が1日に1本分増えると、肥満になる率が60%増加するとの結果が出た。同博士は、ファストフードや清涼飲料水に「肥満税」をかけるべきだと主張している。

>一方、米飲料協会(ABA)のリチャード・アダムソン氏は、「肥満の主な原因は運動不足と不健康な食生活。炭酸飲料のせいだという確かな根拠はない」と語る。同氏は、ハーバード大での別の研究を挙げて、ラドウィグ博士らに反論する。研究チームがノースダコタ州で2-5歳の子ども1345人の炭酸飲料摂取量を調べた結果、体重の変化とは関連がないことが分かったという。

CNN.co.jp : 炭酸飲料は肥満の原因か 米で論争 ? - サイエンス.

前者の調査は学童とありますから7歳~12歳程度のサンプルについてのデータをおそらくロジスティック回帰という方法で分析(「肥満」というカテゴリーに入る確率を、清涼飲料水の消費量から推定する)しているのに対し、後者の調査は2-5歳のサンプルについて、炭酸飲料摂取量と体重の変化(体重そのものではない)との相関係数を求めるという方法で分析しています。

サンプルと分析方法と分析に用いる変数が異なるので違った結果が出ても不思議ではありません。サンプルをそろえるのは少し大変なので、とりあえず分析方法をそろえて、両方のデータについてロジスティック回帰を取るなり、相関係数を求めるなりすればどちらの主張が妥当かもう少しわかるのですが、どちらも生データをなかなか出したりはしませんから、こういうのはいつまでも水掛け論になるんですよね。

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