三菱製鋼、携帯電話部品2.5 倍に増産
>特殊鋼大手の三菱製鋼は携帯電話などに使う「ヒンジ」と呼ぶ機構部品を増産する。中国とフィリピンにある3工場を拡張し、2008年をメドに月産能力を120万個から2.5倍の300万個に引き上げる。当初は月産200万個体制にする方針だったが、欧州向け携帯電話需要の拡大を受け追加投資する。
>ヒンジは折りたたみ式携帯電話の可動部分に組み込む。三菱製鋼は特殊鋼を使う精密バネの製造に強く、携帯電話の表示窓をひねる動きが可能な2軸式ヒンジで高いシェアを持つ。携帯電話の高機能化で欧州や中国で折りたたみ式の需要が拡大しているため、主に2軸式を増産する。 リンク: NIKKEI NET:企業 ニュース.
折りたたみ携帯のちょうつがいの部分に使われる「ヒンジ」というのは、高度な部品なのですね。考えてみれば、携帯電話なんてしょっちゅう開け閉めしますから、ヒンジは精密でかつ耐久性がないとしょうがないということができるでしょう。海外でも折りたたみ携帯の需要が増えてきていますから、日本の部品メーカーの出番も増えてきているようです。
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コメント
特殊鋼メーカーは証券市場でも最近色々見直されていますね。日立金属も最近、モルガンスタンレーが目標株価を上げるなどしています。
特殊鋼というのは工具・金型など製造業全般に広く使用されるためこのところの過去最高の鉱工業生産指数に連動した形で評価されているのではないでしょうか。
投稿: 叢雲 | 2007年12月10日 (月) 14時30分