学生の関心マップ(女性)
同様に女性のマップを作成してみました。サンプル数は77人で少し少なくなっています。
男性の場合とずいぶん違った構造をしていることがわかります。中央少し右の領域に、ファッション、流行、音楽、映画、といった項目が並んでいますが、このあたりが関心度がもっとも高い中核領域になります。
この領域から外に外れるほど関心を持つ人の少ない項目が現れます。左上の方にいくと経済、海外、政治といった社会的な項目が並んでいますが、運動もこれらの近くにきています。
左の端はサッカー、下辺にはゲーム、漫画と男性の関心は高いが女性の関心はそれほどでもない項目がきています。全体として、上のほうに社会的な項目、下のほうに趣味的な項目がきているようです。その意味で2軸は社会ー趣味の軸といった解釈ができるかもしれません。
男性の場合はファッション、音楽、流行といった項目は2軸の端の方に位置していましたが、女性の場合はこれらが真ん中の方に来ています。男性の場合、ファッションや音楽に関心を持たない層がある程度いるのに対し、女性の場合はほとんどの人にとって主要な関心事であることを反映した結果だろうと思われます。
ただ女性の場合、ファッションなどのコア領域に犯罪が位置していたり、就職とテロ・戦争がほとんど同じ位置にあったりと解釈の難しい配置もちらほら見られることがわかります。サンプル数が少ないことの影響もあるのかもしれませんが、こういう分析はやはり男女別に行ったほうがよいようです。
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