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2006年4月12日 (水)

子供用携帯電話--親の不安を解消するきめ細かな制限機能がポイント

>14歳未満の子供たちとその親をターゲットにしたサービスは、携帯電話業界に次の大きな成長をもたらすかもしれない。 「Disney Mobile」のゼネラルマネージャーGeorge Grobar氏によると、米国にいる10歳から14歳までの子供たち2400万人のうち、携帯電話を利用しているのはわずか24%とのことだ。  

>Charles Golvin氏は、家庭向け市場は大きな可能性を秘めているとし、「親の中には、何かあった時のために携帯電話を子供に持たせたいと思いながらも、何ら制限や規制もなく携帯電話を使わせることに不安を覚える人がかなりいる」と話す。

>Disney Mobileのサービスは、安全性や利便性を考えると携帯電話を持たせたいが、子供が携帯電話で何をするか不安に思ったり、月末に高額な利用料を請求されて驚くのではないかと心配したりしている親に向けて開発された。 

>Disney Mobileでは発信制限センターを開設した。親は自分の携帯電話かコンピュータのウェブサイトからこのセンターにアクセスして、音声通話時間やメールなどのサービスの利用を、子供ごとに月単位で制限できる。設定した枠がいっぱいになると、親と子に警告が送信され、親は枠を大きくしてもいいし、それ以上携帯電話を使わせないことにしてもいい。

>また、親は特定のサービスを子供が利用できないようにしたり、サービスを利用できる時間を指定したりできる。子供が電話をかけられる番号を制限したり、特定の番号からは呼び出せないようにしたりもできる。GPS機能によって、携帯電話を持っている子供が地図のどの位置にいるかを正確に知ることさえ可能だ。緊急メッセージを家族どうしでやり取りする警告機能もある。  

>「子供がいったん外出したら、携帯電話でいったい何をしているのか見当もつかない。卑猥な声の着信音をダウンロードしている可能性もあるし、ことによるとメールでよその子からいじめを受けているかもしれない。Disneyはこのような親の不安に初めて取り組んだ会社だと言える」と、Aftab氏は語った。

リンク: 子供に持たせる携帯電話--ポイントは親の不安を解消するきめ細かな制限機能 - CNET Japan.

子供の安全をうたい文句にしたキッズ携帯が日本でも出ていますが、弊害を心配する声も同時に出ています。携帯を持たせると料金の使いすぎが心配だし、よからぬサイトに出入りするかもしれないというわけです。先日、キッズ市場への参入の報道があったディズニーモバイルはこの点について、親によるコントロールを強化することで対応しようとしているようです。

具体的には、使用枠を親が制限できるようにしたり、かけられる電話番号やアクセスできるサイトを制限できるようなシステムを構築しているようです。親はパソコン上で子供の居場所をGPSでリアルタイムに把握しながら、子供の行動をコントロールできるようになりますので、防犯面を考えれば確かに安心でしょうが、子供からするといつも親に見張られているような感じで、あんまりうれしくないような気もしますね。

こういうシステムが広がるのかどうかまだわかりませんが、新たな親子の葛藤をもたらす可能性もあるような気がしますので、今後の経過を気をつけてみてみたいと思います。

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コメント

「おいら歌舞伎のぬらりんひょん」に「ばあちゃまもお切りください携帯電話」と歌詞にありますね

投稿: | 2023年8月27日 (日) 06時41分

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