静岡県、CO2削減補助金導入・総額で年間2億円強
>静岡県は県独自で温暖化ガス削減対策補助金を設ける。二酸化炭素(CO2)を年間1000トン削減することを条件に、県内の工場へ補助金を出す。削減できなかった場合、返還を求める。中小企業への省エネアドバイザー派遣や県民向けのキャンペーンも実施し、温暖化対策を強化する。
>補助対象となるのは、年間CO2を1000トンかつ、これまでの排出量の10分の1に相当する量を削減することが条件。1000トンあたり200万円を補助する。上限金額など制度の詳細は近くまとめるが、総額で年間2億円強の費用を見込んでいる。これにより重油から天然ガスなどよりクリーンなエネルギーへの転換を促す。
>中小企業を対象に、省エネアドバイザーを派遣する「省エネパトロール隊」も結成。補助金と合わせ5年間でCO2の50万トン削減を目指す。 6月からは「STOP温暖化アクションキャンペーン」(仮称)を始める。企業など10団体程度で実行委員会を作り、家庭や企業における温暖化防止策を募集・紹介して意識を高める。 NIKKEI NET:地域経済ニュース.
1トン削減したら2000円の補助金を出しましょうということでわりと気前のいい政策が実施されるようです。環境省が去年検討していた環境税は1トンあたり1500円程度課税するもので、1トン削減すれば1500円程度の税金の節約となり実はこの補助金と似たような削減のインセンティブを与える政策で、補助金の方も税金として徴収したお金を還付するわけですからやってることの中身はあまり変わらないのですが、「税金」と「補助金」では語感が違うせいか補助金の方はあっさり実行に移されることになったようです。
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