インフルエンザ 学校行事に影響続出 運動会延期も
>もう初夏だというのに、全道的にインフルエンザの流行が収まらず、札幌市内でも学年・学級閉鎖を実施する小中学校が相次いでいる。この影響は学校行事へも波及しており、学級閉鎖で小学校の運動会が延期になったり、中学校の生徒が修学旅行先で発病し、保護者に迎えに来てもらうなど、学校関係者は対応に頭を痛めている。
>市教委によると、八日現在で学年閉鎖を実施しているのは小学校一校、学級閉鎖は小学校七校、中学校四校。四月中旬に札幌市内で検出されたB型ウイルスの流行が長引いているためだ。例年は五月の連休前後にインフルエンザが終息し、学年・学級閉鎖もなくなるという。
>北区の小学校では五月二十七日に運動会を予定していたが、前日までに三クラスが学級閉鎖に入ったため、一週間の延期を決定。しかし翌週には別の三クラスが学級閉鎖となり、児童の体力の回復も考えて六月下旬まで開催を見合わせることにした。同校の教頭は「教職について三十年近くになるが、インフルエンザでの延期は考えたこともなかった」。同校では五月だけで全児童の13%に当たる約百人がインフルエンザで欠席した。
>また厚別区の中学校では五月下旬、三年生が修学旅行(三泊四日)で訪れた東北地方で計十人が三九度以上の高熱を相次いで出し、地元の病院で点滴を受けるなどの治療を受けた。生徒たちは宿泊先のホテルの別室に隔離され、現地の空港まで保護者に迎えに来てもらうなどの措置を取った。
>学年・学級閉鎖は欠席者が全体の二割に達した場合、学校長の判断で実施する。ただ中学校はこの時期に修学旅行が集中するため、学内の感染を防ごうと欠席者が二割未満でも、学級閉鎖に踏み切った学校も多いという。北区の中学校校長は「修学旅行は延期できない。三年生への感染を防ぐためには、異例だがやむを得ない」と話す。
>市地域保健課によると、定点観測する市内五十六カ所の医療機関のインフルエンザの患者数は五月二十二日からの週で平均四・六一人。前週より一・一五人増え、再び広まる兆しを見せている。市衛生研究所は「熱や頭痛の症状が出た場合は無理をせず、すみやかに医療機関で受診を」と注意を呼びかけている。
季節外れの流行をしているのは、B型のウイルスのようですね。運動会が延期になったり、修学旅行先で集団で発熱したり普通ではないですねえ。
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