ケータイに求められるものは“ワンセグ”と“生活防水”
>ASCII24 News“第275回 携帯電話機について”(5月27日から今月2日まで)のアンケート結果から、読者の傾向を見ていこう。
>最新の携帯電話機に期待する機能については、“ワンセグ受信機能”と答えた読者が圧倒的に多く、41.7%にもなった。ちなみに某メーカー担当者によると「30代から40代のお客さんに受け入れられている」とのことで、20代以下の若者は“テレビ離れ”が激しく、あまり受け入れられていないようだ。
>予想外だったのは“生活防水機能”が2番目に求められていること(28%)。新機種ではNTTドコモの「SO902iWP+」とKDDIの「W42CA」が生活防水に対応しており、これらの動向が今後気になる。
>次いで多かったのがディスプレー性能の向上(27.6%)で、VGAの画面表示が可能なボーダフォン「Vodafone 904SH」のような機種が求められているようだ。以降はセキュリティー機能(24.8%)、Bluetooth機能(23.7%)と続き、KDDIが力を注いでいる音楽再生機能は23.3%、NTTドコモが力を注いでいる非接触型決済が可能な“おサイフケータイ”機能は20.1%など、読者の支持はあまり高くない傾向となっている。
>おサイフケータイを持っているかを伺ったところ、70%を超える読者から「対応端末を持っていない」との回答を得た。次に携帯電話を買い換えるときにおサイフケータイを利用したいかを伺ってみると、「まだ利用したくない」という回答のほうが多く、「おサイフケータイ非対応の機種を選ぶつもり」と回答したユーザーとあわせると半数を超える割合となった。
>その理由を尋ねてみると、「紛失時に不安だから」が29.1%ともっとも多く、「セキュリティー面が不安」(20.5%)とあわせると、やはり半数近くにもなる。最新機種のおサイフケータイには、生体認証機能や遠隔ロックといった機能が搭載されているが、それだけではまだまだ不安、という読者が多いようだ。
ASCII24 News読者を対象にしたアンケート結果らしいのですが、サンプル数とか書いてないのでどの程度信頼できるか分かりません。参考程度に載せておきますが、この記事によると、携帯に求められる機能は「ワンセグ」と「生活防水」で、「音楽」や「おさいふ機能」は余り人気がないようです。
ワンセグは分かるのですが、生活防水がこんなに上位にきているのはちょっと理由が分かりませんね。そんなに濡れる機会もないような気がしますが、高機能化すると壊れたときのダメージが大きいので保険の意味で生活防水に人気があるのでしょうか。
で、セキュリティがらみでおさいふ機能やクレジット機能の人気が低くなっているようです。ドコモは「リモートでシャットダウンできて、こんな安全なさいふはない」と言っていますが、どうやってシャットダウンするのか説明書を読むのが面倒なので結局使わないという人は多そうです。別に携帯が財布にならなくてもそんなに困りませんし。
そういう点でおさいふからクレジットへというドコモの戦略は「はずしている」のかなあという気がしますね。セキュリティを考えるとなんとなく不安ですし、高度のセキュリティ機能は面倒そうですし、使わなくても困らないし、という点で。
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