プロスペクト理論の覚え書き
カーネマンとツベルグスキーの提唱した理論で、価値関数と確率加重関数の積で物事に対する評価を表そうとする。価値関数は参照点依存性、飽和性、損失回避性を持ち、確率加重関数は小さな確率の過大評価、大きな確率の過小評価という性質を持つ。
参照点依存性:参照点(多くの場合現状)から状態が良くなるか悪くなるかで非対称に物事を評価する。
飽和性:参照点から離れる程、評価の変化が緩やかになる性質。利得が増えるときは最初急激に評価がよくなりあとは段々緩やかになる。減る場合も最初急激に評価が悪くなり、あとは段々緩やかに評価が悪化する。
損失回避性:参照点からの利得の増加の影響より、利得の減少の影響をより大きく見積もる事。同じ100円の増減でも、100円の損失は100円の獲得より2〜2.5倍程ダメージが重く感じられる。
確率加重関数:物事が起きる確率に応じて評価を増減させる関数の事。大体0.35より小さな確率は過大に評価され、0.35より大きな確率は過小に評価される。
『行動経済学』 第4章 より
直感的にもよく分かる事柄を実験を繰り返してきちんと定式化した理論です。この業績でかれらはノーベル賞を受賞しました。
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