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2006年9月17日 (日)

性格の覚え書き

ある程度安定した、状況への反応パターンのこと。

自己認知→行動パターン→自己認知
         ↓↑
        他者期待

というフィードバックループによって安定化する

例)「自分は外向的だ」→「外向的に振舞う」→「自分は外向的だ」

 「外向的に振舞う」→「外向的な人だ」→「(予期に応えて)外向的に振舞う」

 『グラフィック 性格心理学』サイエンス社 戸田まり他2005 より

★この手のフィードバック系には通常いくつかの漸近安定状態があります。この漸近安定状態が「性格」と呼ばれているものの正体なのでしょう。

★そうすると、どの漸近安定状態に至るかの初期値は遺伝的に与えられ、その後のダイナミクスが環境に依存してしょうじるというストーリーが見えます。

★このプロセスは一般に非線形ですから線形モデルでの説明力は低いことが予想されますし、実際に低いようです。(愛着の規定要因など。前掲書p98)

★一度漸近安定状態に至ると基本には安定ですが、環境からの大きなストレスがかかると均衡点遷移を起こす可能性があります。小学校の入学、思春期のアイデンティティ再構築、就職時のイニシエーション、結婚と育児のストレス、中高年の危機といった要因が、均衡点遷移の要因になる(場合がある)ようです。

★このプロセスも非線形な過程で、一度不安定な状態を経過してより「改善された」安定状態に至ることもあるようです。ピアジェやエリクソンの非線形な発達理論はそういうプロセスを表現しようとしたものなのかもしれません。

★ただし安藤さんのテキストによると、思春期か成年期や中高年になって初めて発現する遺伝子もあるようですので、ここでも遺伝・環境の相互作用を考える必要があるようです。

★というわけで「性格」というのはある程度安定しつつも時々は変化するもののようです。乳児期と成人期の性格を追跡調査した結果では相関はほとんどないそうです(前掲書p91)

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