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2006年11月 6日 (月)

MNP開始前後の携帯電話販売動向

>ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK)は、携帯電話の番号ポータビリティ制度(MNP)の開始前後における携帯電話の販売動向調査結果を発表した。量販店のPOSデータを元にした結果となっている。  

>同調査によれば、2006年10月で平日の携帯電話販売台数を100とした場合、MNP開始以降の10月24日~27日には169まで伸びたという。また、10月22日までの土日の販売台数は273だったが、10月28日・29日は計445となっていることが明らかとなった。  

>販売台数からキャリア別シェアを見ると

          NTTドコモ  au  ソフトバンク
 MNP開始前  51%    34%   15%
 24日        43%    45%   12% (MNP初日)
 26日       44%    35%   21% (SB「0円」発表)
 MNP開始後  46%    36%   18% (29日まで調査)

となっており、ドコモだけがシェアを落とした格好となった。

>このほかMNP予約番号開始後の端末売上ランキングも明らかにされた。

  1位 SH903i(NTTドコモ)
  2位 W43S(au)
  3位 W43H(au)
  4位 905SH(ソフトバンク)
  5位 SH902iS(NTTドコモ)
  6位 W45T(au)
  7位 P902i(NTTドコモ)
  8位 FOMAらくらくホンIII(F882iES)(NTTドコモ)
  9位 A1406PT(au)
  10位 N702iD (NTTドコモ)

リンク: GfK調査、MNP開始前後の携帯電話販売動向.

このデータによるとナンバーポータビリティ後は平日も週末も65%程度売り上げが増えているようです。初日にauが大きく売り上げを伸ばし、ついでソフトバンクが「0円」で追い上げ、ドコモが割りを食ってシェアを下げた、というのがおおまかな経過のようです。auの満足度が高いという調査結果とも一致する動きといえるでしょう。

ソフトバンクはその後、トラブルで売り上げを減らしていると思われますので、auがさらに増え、ドコモもやや戻しているかもしれません。ソフトバンクはそもそも人気機種が905SHしかないみたいですのでその点でも苦しいでしょう。ベスト10にはドコモが5機種、auが4機種入っていて、この点でも両者は拮抗しています。

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