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2007年4月27日 (金)

中国鉄道大紀行 その13 お墓参り

中国鉄道大紀行 その13 お墓参り
4月17日は南へ北へ長距離移動です。

まずは、南へ。桐梓を7:31に出発して貴州省の省都、貴陽を目指します。途中、雨が車窓を叩いてきました。そういえば、ラサからここまで、雨が降ってるシーンを見たことなかったですね。雨という存在をすっかり忘れていました。

中国の西の方はもともと乾燥地帯ですし、季節も雨期ではなかったのですが、ここまで南下してくると沖縄と同じ緯度で、結構降水量があるようです。車窓を叩く雨が段々畑を潤していました。

12:31、ちょうど5時間南下して貴陽着。距離は150kmほどですが、山間部をゆっくり走って来たようです。人口は350万人。苗族などの少数民族の住む街でもありますが、ぱっと見は分からないですねえ。

この街で関口さん、屯堡古鎮という明の時代の暮らしを今にとどめる地区に出掛けます。皆さん、昔ながらの空のような青い服を着てらっしゃいますし、女性は額に剃りを入れていて独特の雰囲気です。

トラックでお墓参りに行く家族に出くわしました。関口さん、お願いしてついて行くことにします。この辺はどの程度事前に打ち合わせしてあるんでしょうね。

日本だとお彼岸ですが、中国では4月5日の清明節の頃がお墓参りのシーズンだそうです。しばらく、三輪トラックに揺られて、畑の中を歩いてお祖父さん、お祖母さんのお墓につきました。

まず、先祖に生きた鶏を捧げます。なんどかお辞儀してからおもむろに鶏を締めて調理開始。首から血の滴る所を子供たちが平気で見ています。それを見た関口さん
「キャーでも、エーンでもない。やっぱり、日本とは違ったねえ」
「生きていくというのは、残酷なことなのですよ」
と感慨ぶかげです。

《命は命を生け贄として光輝く》
《幸せは不幸せを養いとして花開く》

谷川俊太郎の「クレーの絵本」の一節を思い出す光景でもありますね。しばらくすると、鶏は美味しそうな丸焼きになりました。

ご先祖さまにお供えして、宴会開始です。爆竹を打鳴らしてお祖父さん、お祖母さんとの再会を喜びます。この辺も日本のお墓参りとは違いますねえ。でも、皆さんニコニコしていて本当に楽しそうでした。こういうお墓参りもいいものですね。

17:46貴陽発。成都行きの夜行列車で一転北上します。南充から成都目前で南下して、貴陽に来たと思ったらすぐ成都へ。実に無駄の多い旅程ですが、これが最長片道切符の醍醐味です。ラサを出る時「最長片道切符だから見えてくるものがあるんだねえ」と関口さんが言ってましたが、確かにその通りですね。目的地に真っ直ぐ向かうだけが人生ではありません。

今日は車中泊で、内江に着くのは明朝8時です。おやすみなさい。

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