中国鉄道大紀行 その22 羽毛画の街

週末、黎塘(れいとう)で生中継をしたあと、4月29日の日曜日は工芸の街、玉林に向かいます。
13:12黎塘発。外は久々の雨が降っています。日本ではゴールデンウイークですが、中国では連休という訳でもなく、週末田舎に帰っていて広州に戻る人たちで列車は混み合っていました。この辺は石灰岩地形が姿を消し、馴染み深い水田の風景が広がっています。田植えもすでに終わり、日本の田園風景のようにも見えます。
1時間半ほどの旅で14:53玉林着。人口70万人の繊維工業の街です。駅前には、ショッピングモールが軒を連ねてました。
雨のなか、関口さんが折り畳み傘を片手に路地を探検してると、面白いものが。水墨画のように見えますが、書いてあるのではなく、何かが張ってあります。切絵なのですが、ガラスを開けてもらってよくみると羽毛を張って絵にしてありました。羽毛画というのだそうです。
あひるや鶏の赤や青や茶色の光沢のある羽毛で、鳥の姿や背景の木や風景が表現されていて、なかなか綺麗です。関口さん、早速「やらして下さい」とお願いしましたが、今回は断わられてしまいました。職人さんがいないのだそうです。
この羽毛画の工房は国営企業だったのですが、改革開放後経営が悪化し、14年前に操業を止めたのだそうです。今でも注文があれば、職人さんが来て作るのですが、今日は職人さんがいなくて出来ないということでした。
工房の空き部屋は今は貸し部屋となっています。それでも絵画教室や表具屋さんが入っていて、伝統文化の継承には役立っているようでした。なかなか、経済の論理と文化の両立は難しいものですね。
工房の最上階に羽毛画の名人の方が住んでいました。今は目を悪くして、絵は描いてないそうですが、紙に羽毛を張ってそれを切り抜いて切り絵をしていく方法を、手解きしてもらうことができました。材料を少しもらった関口さん、今日の絵日記は羽毛画になるのでしょうか。
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