中国鉄道大紀行 その32 荊州のファミレス

週末、石門県での中継を終えて、5月13日は荊門(けいもん)に向かいます。荊州(けいしゅう)は劉備が蜀を取る手掛かりとして最初に手に入れた国で、三国志ファンにはお馴染みの土地ですが、その入口という意味の地名なのでしょう。
14:33石門県発。北京行きの快速列車で、一路北に向かいます。日曜の午後ということで車内は満席でした。4人掛座席は、関口さんの他3人が家族連れのようで、何やらトランプをはじめました。今度は本物のトランプですが、何のゲームかはしばし不明です。
しばらくして関口さんが混ぜてもらって、教えてもらった所では、独自ルールのポーカーらしく、10枚の手札で役を作っていきます。ポーカーといいナポレオンといい大富豪といい、いろんなローカルルールがあるんでしょうね。そういうローカルルールの分布を調べて、時間的な変遷をトレースしていけば、文化進化の実証研究ができそうな気がしますが、そんな論文ないのかしらん。
列車は長江流域の田園地帯を北上していきます。麦の穂が金色に実って揺れていました。二毛作をしているのでしょう。劉備玄徳の時代から豊かな土地柄です。
17:30荊門着。人口70万の中都市ですが、経済技術開発区に指定されていて活気があります。外資を含めてカラフルな看板が沢山でてました。
床屋さんを見掛けた関口さん、頭を洗ってもらうことにしました。暑いなか、頭がベトベトしたまま旅をするのは、相当こたえるようです。いきなりシャンプーを頭にかけて、水を足しながら洗いあげていきます。洗面台は店の隅に一つだけあるようで、そこに案内されてお湯で流してもらうと、さっぱりした関口さんが出来上がりました。
リフレッシュしたあとは、ファミレスで腹ごしらえです。日本では70年代から普及し始めたファミリーレストラン、中国でも10年ほど前から、あちこちにできはじめてきたようです。それにしても沿海部だけでなく、こんな内陸の荊州にも普通にファミレスができるようになってるんですね。
照明は暗めで、テーブルごとにスタンドが置かれ、日本のものとはだいぶ雰囲気が違っています。家族で外食というライフスタイルは、まだ上の階層のものなのかもしれません。関口さんはサーロインステーキとパスタを頼みました。580円のサーロインステーキ、ボリュームがあって美味しそうです。洋風料理ながら、ソースに紹興酒が入ったりしてて、密かに中華風にアレンジがしてありました。
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