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2007年6月19日 (火)

中国鉄道大紀行 その45 上海の音楽家

中国鉄道大紀行 その45 上海の音楽家
5月30日は、抗州から上海、南京と500km余りを移動します。東京〜大阪間に匹敵する距離ですが、「中国版新幹線」に乗るので楽チンです。

8:55抗州発。さすがに沿海部は外国人の旅行者が多くて、ヨーロッパ人や日本人の団体が沢山列を作って並んでました。沿線には「世界の工場」中国の工業地帯だけあって、大きな工場が建ち並んでいます。

10:38上海着。北京や広州より大きい人口1360万の中国最大の都市です。
 「来たね大都会、これ!」
 「日本のビルとは雰囲気違うねえ〜」
 「高層ビルにも異国情緒ありか〜」

黄浦江のほとりから、東方明珠塔を臨む展望台に立って関口さんも感慨深げです。上海自体は珍しくもないのでしょうけど、ラサから内陸をグルグル巡ってたどり着くのと、日本から直接行くのとでは、感じ方もだいぶ違うのでしょう。
 「まあ、いろんな中国もあるわなあ〜」

この上海で関口さんは二人の音楽家を訪ねました。作曲家の姜ホウさんと、二胡奏者の顧懐燕さんです。最近売り出し中の若手アーティストで、伝統的な音楽を現代的な感覚で表現して人気を集めているそうです。

道を聞きながら、アパートの一室を訪ねると、20代ぐらいの女性が二人出迎えてくれました。
 「あらま、若い人だねえ〜」

机の上には最新式のパソコンが置かれています。姜さんがパソコンで作曲した作品を、顧さんが二胡で弾くのです。デスクトップに現れる楽譜を食い入るように見つめながら、激しく二胡を奏でる顧さん。確かに現代的ですね。

 「俺の曲の作り方と、全く一緒ですわ」

関口さんも、共感する部分が大いにあったのでしょう。旅の間、頭の中をグルグル回っていたというフレーズをギターで弾いて、二人に聞いてもらいます。

細かいアルペジオに、ゆったりとした中国的な旋律‥。2フレーズほどの曲ですが、早速姜さんがパソコンで編曲して、顧さんが二胡で弾いてくれました。太古からの時の流れを思わせる、少し物憂げな調べが流れていきます。
 「いいメロディになりますわ〜」と関口さん、とても嬉しそうです。

私自身、芸術的な才能がまるでないので、こういうのを見ると素直に感動してしまいますね。自分の感じたことを、絵にしたり、詩に書いたり、演奏したり。形のなかったものが、どんどん姿を持った作品になり、回りの人に共感を伝えていく‥。芸術家の皆さんの素晴らしい技を、目の当たりにした旅でもありました。

「続きは?」という二人のリクエストで、関口さんが仕上げた曲を姜さんがパソコンで仕上げてくれることになりました。この旅では曲を作る余裕はないのかなと思ってましたが、終盤になって作曲モードに突入したようです。

 「上海、おもしれーなー」
 「素敵だねえ〜」

思わぬ出会いに思わぬ展開。これも旅の醍醐味でしょう。

17:35、実りの多かった上海を出発し、この4月から運転しているという「和諧号(わかいごう)」で南京に向かいます。最高時速250km。JR東日本が技術協力した中国の新幹線です。

関口さん、椅子をひっくり返して足を伸ばし楽チンそうです。
 「日本の親父だねえ〜」
いや、おっしゃる通りです。足を伸ばして乗る新幹線は誠に極楽で、私もよくやります。300km余りを2時間ほどで走り抜けて、19:38南京着。お疲れ様でした!

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受信: 2007年6月19日 (火) 13時29分

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