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2007年6月22日 (金)

中国鉄道大紀行 その47 長江のほとりで

中国鉄道大紀行 その47 長江のほとりで
週末、三国志の古戦場、合肥(ごうひ)で生中継して6月3日は長江のほとりの街、安慶(あんけい)に向かいます。春の旅もあと1週間ですが、生中継で関口さんが言ってたように、1週間の旅って長いんですよね。私も北海道を1週間かけて回ったことがありますが、最初に何があったのか忘れるくらいいろんなことがあったものです。全体からみれば1週間は短く見えますが、まだまだ先は長いです。

合肥を出る前に関口さんは、中国琵琶を買いました。バイオリンや二胡もある大きな楽器店なのですが、弓を引くより、ギターのように指で弾く楽器の方がお好きなようです。そういえばドイツでもリュートを買ってましたし。ただお店の人は中国琵琶は弾けないみたいで、関口さん、自分で汗だくになって調律してました。沖縄音階に似た独特の音階です。本来は5本の指先に爪をつけて弾くもののようですが、関口さんは慣れたギターのピックを使って弾いていました。
 「買わせて頂きます」
大きな琵琶を担いで、ラスト1週間の旅がはじまりました。

14:08、「4月18日鉄道大増進」と書いた大きな和諧号の看板がかかる合肥駅を出発。広州に19時間かけて向かう列車で南下します。家族連れで出稼ぎいく人達が沢山、座席に横になっていました。このあたりは長江下流の低地帯で、池や湖が車窓を次々通りすぎていきます。水のある風景ってホッとしますし、見ていて飽きませんね。硬臥(B寝台)の方の車両では、小さな男の子が金魚とお話してました。のんびりした時間が流れていきます。

16:26、安慶西(あんけいにし)着。人口73万、800年前、宋の時代から長江の水運の拠点として栄えてきた街です。今は石油工業の街でもあるとか。長江で原油を運んできて製品を輸出するのでしょう。

雑然と商店が並ぶ旧市街を抜けてしばらく歩くと、長江が見えてきました。街の向こうに大きな川が流れていて、沢山の船が行き交っている。川まではあるとして、市街地のすぐ向こうを船が行き交う風景ってあんまり見ないですね。合成写真のような不思議な光景です。

石の門を潜ると、長江の河原です。さすがに大きな川ですね。向う岸が見えないということはないですが、十分雄大な気分にはなることができます。関口さんは風がさやさやする柳の木の下に腰を下ろすと、琵琶を弾きはじめました。
 「また、川で作曲することに〜」

石のベンチにパソコンを置き、琵琶を鳴らしては入力していきます。子供がやってきて草の上に腰を下ろして、関口さんのやることをじっと眺めていました。数百年変わらぬ長江のほとりで作曲なんて、贅沢な経験ですねえ。どんな曲が出来上がるのでしょう。

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