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2007年6月29日 (金)

中国鉄道大紀行 その51 終点、西安!

中国鉄道大紀行 その51 終点、西安!
6月7日は西峡(さいきょう)から西安(さいあん)まで一気に移動します。長かった春の旅も今日で終わりです。

朝8:30、出発30分ほど前に関口さん、西峡の駅にやってきました。飾り気のない駅前は閑散としてます。平日の朝なんですけどね。通勤の混雑とは無縁のようです。売店で飲み物を買うと小さな子供が椅子を出してくれて、色々お話してくれました。

9:05、ホームにゆっくりと春の旅最後の列車が入ってきました。昨日乗ってきた夜行より一本早い列車です。南陽あたりからきたのでしょうか。ダブルデッガー(二階建て)の見晴らしのいい車両でした。

テーブルに路線図を広げた関口さん、今日の旅程を赤いマジックで塗っていきます。この作業も今日で終わりです。うねうねと伸びる1万7000kmの赤い線‥

 「無事、ここまできたのねえ~」

 「よう乗った! よう乗ったなあ~~!」

偽らざる心境でしょう。日本の最長ルートは1万2000km、それも途中はバテバテで、歯が痛んで歯医者に駆け込んだり、駅前のスーパー銭湯で体力回復したりしてようやくたどり着いてましたが、今回はそれより5000km長くてしかも慣れない異国、よくご無事でと見ている方もいいたくなりました。

列車が標高を上げていくと、黄土高原の風景が広がってきました。もともと降水量の少ない地域ですが、最近の乾燥化で作物のできも悪いのでしょうか、緑の少ない黄土色の風景です。所々涸れた川が谷を刻んでいました。そのなかに段々家が増えてくると街が近いことが分かります。

 「まもなく終点の西安です」

 「荷物を整理して下車の準備をして下さい」

列車のアナウンスが流れると、関口さんも絵日記を閉じて、下車のしたくを始めました。ゆっくり列車がホームに滑り込んでいきます。14:47。列車が停止して扉が開くと、関口さんは少し跳ねるようにして、かろやかにホームに降り立ちました。春の旅、ゴールです。本当にお疲れ様でした!!

西安は昔の長安で、隋や唐の都だった所です。平安京や平城京もここをまねて作られました。遣唐使が大勢、訪問した街でもあります。

 「2007年、一般人長安に渡る」

関口さんも感慨深そうです。駅前からぐるーーっと伸びて街をとりまく13kmの城壁を、遣唐使たちも関口さんと同じように口をあんぐりさせて眺めたかもしれません。一方、その向かいに聳えるショッピングモールは、伝統と新しさの入り交じる中国を訪ねた、春の旅を象徴するようです。チベット高原から、西域の草原、四川省の奇岩、沢山の蝶々、広西の椰子の木、初めての海にはしゃぐ子供たち、客家の円楼、漢詩や鉄画の技、安徽の田園に、上海の音楽家たち‥

 「長かったなあー‥」

 「だけど、終わった気がしないんだよね」

 「まだ、つぎの旅があるからではなく‥」

あまりに沢山の体験に、まだ体も頭もクールダウンしてないのでしょう。私も北海道を2週間回ったときは、しばらく体がガタゴト揺れてる気がしたものですが、10週間の旅だとそんなどころではないのでしょうね。

今回の旅では私も初めて聞くような街々の姿を、沢山堪能させてもらいました。観光名所巡りや、特定のテーマを持ったNHKスペシャルともまた違った中国の姿といいましょうか、ランダムサンプリングの旅ならではの等身大の中国の姿を見せてもらったと思います。もちろんテレビ番組にするための取捨選択は沢山あったろうとは思いますが、その辺はいつの日か実際に行って、違いを実地にみてみたいものですね。そういう普通では得られない視点も沢山得られたような気がします。

関口さんとスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。ゆっくり休んで、秋の旅ではまた新しい街々の姿を見せて下さい!

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