ジャンル別分析1 Jポップ

ジャンル別にファン層の分析をしてみましょう。
まず、8割を占めるJポップファンですが、「良く聴く」を2点、「聴く」を1点、「聴かない」を0点として、有意な相関のある項目を拾ってみると表のようになります。
突出して相関が高いのは「カジュアルなファッションをする」で、相関係数が0.61に達します。クロス集計してみると、Jポップを「よく聴く」人の89%がカジュアルなファッションをするのに対し、Jポップを「聴かない」人は26%しかカジュアルなファッションをすると答えていません(全体のカジュアルファッション率は65%)。Jポップとカジュアル指向に強い結び付きがあることが分かります。
ついで「MDで音楽を聴く」「カラオケをする」「テレビを良く見る」といった項目が並ぶ一方、「楽器を演奏する」とは負の相関になっています。テレビをみてカラオケに良くいく人がJポップファンである一方、自分で楽器を演奏する人はJポップを聴かない傾向があるようです。
心理変数では「生まれつき勇気と決断を持つ人がいるものだ」という権威主義項目、「周りと意見が違うと自分が間違っていると思う方だ」という他人指向項目、「ふと寂しくなることがある」という孤独感の項目が有意な相関を持っています。
カラオケなどの場で周囲から浮かないように気を配るフツウ指向の強い人が、長時間テレビをみて最新のJポップをチェックしているという構図でしょうか。
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