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2007年7月 8日 (日)

みんなのうたリクエスト 「風ぐるま」

前回のみんなのうたリクエストは「風ぐるま」でした。1984年8月初回放送ですから、23年前の曲になりますね。院試の勉強をしている頃に聞いてましたから、妙に懐かしかったりします。

 ♪遠くに光るあの星は
 ♪何万年も前の輝き
 ♪今、私の胸に飛び込んだんだ
 ♪私の知らない昔の人が

曲想もアニメーションも妙にノスタルジックで、歌の世界の空間的、時間的広がりはみんなのうた随一な気がします(まあ、サラマンドラもいい勝負ですが)。

バーチャルなもの、バーチャルな情報が増えてきている昨今、「星」というのは、数千光年先の物体から出た光のまさに実物を、直接肉眼にとらえることができる、貴重な存在です。

星を眺めていて、最初にそのことに気がついたときには、

 「これって、数千光年先の実物なんだ」

 「なにげに目の前に数千光年の空間が広がってるんだ」

と思って不思議な感動を覚えたものでした。代用品でも、まがい物でもない、まさに本物。空を見上げるだけで、それに接することができるのは、凄くありがたいことです。

この歌を作詞したやまだごらうさんもきっと、そういう体験をしてその感動を歌にされたんじゃないでしょうかね。やまださんは、特に時間の要素に思いを巡らして、星の光を遠い昔の人が送ってくれたメッセージという風に表現しています。

 ♪寂しくて 寂しくて~
 ♪今、私の胸に話にきたんだ~

何千年も何万年も、下手をすると何億年も孤独な旅を続けた光との、一期一会の出会いを、寂しげだけど暖かい女の子のキャラクターと、古代エジプトやアステカの壁画との出会いに託して表現したアニメーションも、いい味を出しています(怖いという感想もちらほらありますが)。

 ♪まわってまわって風ぐるま
 ♪昔も今も風ぐるま
 ♪か~ざ~ぐ~る~ま~

小林幸子さんが、演歌らしくないような、でもやっぱり演歌らしいようは節回しで歌ってらっしゃいました。いろんな面で印象に残る曲ですね!

うた 小林幸子
作詞 やまだごらう
作曲 宮崎尚志
アニメーション 古川タク&Fla-Fra
初放送月 1984/08

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コメント

ホームページだと作詞が「やまだごらう」ですが、
DVDの第9集では「やまだごろう」と表記されています。

投稿: うい | 2021年8月14日 (土) 08時25分

2022年4~5月の新曲の情報がまだ出ません。
2022年度以降はどうなるんでしょう、気になります。マジで

投稿: うい | 2022年2月 3日 (木) 18時37分

ういさん、2022年4〜5月の新曲は「さよならプラスティックワールド」、「金色のバトン」、「きみがいるから」、「ごめんね」の4曲です。

投稿: 現代っ子 | 2022年3月19日 (土) 19時14分

1986年、1987年の再放送では「やまだごらう」でした。

投稿: | 2023年5月22日 (月) 18時05分

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