中国鉄道大紀行 その57 参りました!

9月8日は、海にほど近い海安県(かいあんけん)から北西に引き返して、淮安(わいあん)から徐州(じょしゅう)に向かいます。
10:09、海安県発。列車はほぼ満員です。秋の収穫を控えた穀倉地帯をひたはしります。水稲が主ですが、しばらくいくとちらほら池やクリーク(水路)が見えてきて、水郷っぽい風景になってきました。水のある風景っていいですね。
水面を所々、水草が浮いています。ヒシです。列車の中でも駅で買ったヒシの実を持っている人がいて、関口さんに分けてくれました。まきびしを大きくしたような、面白い形をしています。ガリッと噛んでみますが‥
「噛めませんけど、これ」
堅くて噛み切れません。コツがあるようです。ヒシの実をくれた男性が手本を見せてくれました。尖った部分を奥歯で噛み切ると二つに割れます。そうやって中の実を食べるのです。栗に似た少し甘みのある味がしました。
13:12、淮安着。
「なんじゃこりゃ~」
列車を降りた関口さんが思わず声をあげてビックリしてました。実にスケールが大きくて美しいホームです。2ヶ月前に新築したばかりだとか。淮安は人口500万人の大都市で街並みも綺麗です。周恩来の出身地でもあるそうです。
ここは、揚州と並んで「辛くない」中華料理、淮揚(わいよう)料理の本場でもありますので、お昼ご飯は淮安料理のレストランになりました。お勧めのコースを頼むと次々に料理が並びます。最初はタウナギの炒めもの。探偵!ナイトスクープでも前にやってましたが、ドジョウぐらいの大きさのタウナギが何匹かお皿に乗っています。これは揚州でも食べた、とかいいながら関口さんが口に入れると
「違う~。でもうまい!うま~い!!」
美味しそうです。ついで、蒲(がま)の新芽の炒めものが出てきました。
「うまそう、やばい」
「食べなくても美味しいの分かる」
そして一口食べるなり
「やっぱり~」
「なんでこんなにうまいの!!」
関口さん、手足をバタバタさせてます。蒲の芽なんてそんなに美味しそうな食材じゃない気はするのですが、よほど美味しいのでしょう。
ついで、ヒシの実の氷砂糖漬けが登場します。列車の中で食べた実ですが‥
「あま~い!」
「うま~い!シャキシャキ!」
これは美味しそうですね。次は、黄色い卵豆腐みたいなものがお椀によそわれて出てきました。淮揚料理でもっとも有名と言われる平橋豆腐で、にわとりと干しエビのスープで豆腐が煮込まれているそうです。
「これが最も有名?」
「他にこんなうまいものがあるのに?」
関口さんは半信半疑ですが、一口食べるなり
「うま~い!!」
「すいませんでした。参りました~!!」
白目を剥いてのけぞってしまいました。しばらく、ヒクヒク痙攣しています。
この番組でずいぶん関口さんの「うま~い」は聞いてきましたが、ここまでオーバーなリアクションは初めてだったと思います。ここまで反応されるとどんなものなのか、食べてみたくなりますね。フナの脳みそが隠し味、なんて記事もあったりしますが、ざっと検索した感じでは日本では食べれるところはなさそうな感じで残念です。
食後、公園でまったりしてる地元のおじさんたちとオリンピック談義をして、日中の友好を約しつつ、16:41淮安発。仕事帰りの人が沢山乗ってきて、賑やかにトランプに興じてました。19:25徐州着。今日も一日お疲れ様~
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