中国鉄道大紀行 その65 たたみだ〜!

9月20日は石家荘(せっかそう)から東に北京郊外の豊台(ほうだい)まで行き、また西にバックして五台山(ごだいさん)にいたります。
河北省の省都、石家荘は人口910万の大都市です。男性合唱曲「草野心平の詩から」のイメージが私なんかは強いのですが、茫々の~平野~下りて~という感じでは、もうないようです。
関口さんがお昼ご飯を食べにきたのは、当地で人気という庭園風レストラン。温室のなかに、木を植え池や滝の傍らに席を設けたしゃれたつくりです。
「う~ん、なんじゃこりゃ」
「室内森林?」
バイキング形式で有機野菜など200種の食材を選んで調理してもらうシステムでした。食材を選ぶシステムは広州にもありましたね。こういうのも楽しそうです。
12:46、石家荘発。北京市内に向かいますますが、北京駅までは行かないで寸前で引き返す不条理な行程です。広大な畑作地帯を東に向かいます。頭にスカーフを巻いた女性の二人連れがいました。青海から来たという回族の方です。
「結婚したら頭にスカーフを巻くものなの」
だそうです。青や緑のフワッとしたスカーフがなかなかお洒落でした。車内には川口能活選手が好きで日本語を勉強してるという女性も。いろんな動機があるのですねえ。
17:38、豊台着。すでに北京の市街地で車がビュンビュン走ってます。所々に大都会がある国です。駅の近くの日本料理店で晩ご飯になりました。
結構大きな店で、着物の女性がくねくねと奥に案内してくれます。襖に花魁の絵が書かれてたりして、日本情緒?が演出されています。関口さんが案内されたのは、たたみの間でした。
「ワォー、たたみだーー!」
「良かったね、これ!!」
関口さん、たたみを見るなりうつぶせで倒れこんで、全身でたたみの感触を味わってました。よほど懐かしいのでしょうね。
着物をきた地元の女性がお酌をしてくれます。
「しみじみのめば~しみじみと~♪」
「気分は日本って感じ!」
ご機嫌です。日本料理店は上海以来でしょうか。あの時も、ざる蕎麦を白目を剥いてうめー!って召し上がってらっしゃいました。長期間の旅ですから、日本食がひときわ体に染みるのでしょう。お疲れ様です!
ひとしきり日本気分を味わって、20:56豊台発。夜行の軟臥(A寝台)で五台山に向かいます。乗り合わせたイギリス人のご家族に日本酒を振る舞ったり、関口さん、ずっとハイテンションでした。
午前3時、五台山着。外はまっくらです
「星が綺麗だね~」
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