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2007年10月24日 (水)

中国鉄道大紀行 その66 お釈迦さんの手

中国鉄道大紀行 その66 お釈迦さんの手
週が変わって9月23日は、五台山(ごだいさん)から原平(げんぺい)まで100km足らず、2時間ほどのショートトリップです。

五台山は峨眉山や普陀山と並ぶ仏教の聖地です。標高3058mと聞くと急峻な岩山かと思いますが、実際はなだらかな高原状の山で険しさは感じません。「釈迦の手のひら」とも呼ばれ、五本の指に当たる五つのピークが、手のひらに当たる高原をとりまき、そこに寺院が点在しています。

出発が3時すぎなので、それ間に関口さんは五台山に登ってみました。秋晴れに澄んだ真っ青の空が広がっています。眼下には木の生えない茫漠たる大地。

 「広いね~~!わ~~!!」
 「五台山て、たっかい所にあんだねえ~」

遠くには太行山脈が延々と連なっているのが見えます。これはいい所ですね。関口さんも地面に腰掛けてしばし、風の音に耳を済ませていました。

寺院の形をした五台山の駅にもどってきて、駅前の小さな旅館でジャスミンティーを頂きます。結構繁盛してるようです。

 「2008年には、もっと増えるわ。そうオリンピック」

五台山まで高速を使えば北京から3時間ですから、確かに観光客は増えそうです。

 「オリンピックで五台山に人が増えるんだ。あちこちに波及効果があるもんだねえ」
 「僕なんか、こんにちは~♪ こんにちは~♪の時代、知らないしねえ」

関口さん、何を思ったか大阪万博のテーマソングを歌い始めました。まあ、64年の東京オリンピックはおろか、70年の大阪万博のときも生まれてらっしゃいませんからね。万博も遠くなりにけりです。

15:25、五台山発。巡礼帰りの人達が長い列を作っていました。中秋の名月で食べる月餅(げっぺい)を持っている人もいます。黄土高原のトウモロコシ畑の中を西に向かいます。時々谷が切れ込んだ地形は相変わらずですが、トウモロコシの実りは豊かなようです。この辺は割と雨が降るのかもしれません。

高校生の一団が乗ってて車内はかなり混んでました。下校途中かと思いきや、これから学校にいくのだそうです。全寮制の学校で週末家に帰って、週のはじめに学校に戻るそうです。

 「家と学校、どっちが楽しい?」

関口さんが尋ねると

 「学校の方が楽しい。友達がいるから」

とのことでした。学校が楽しいのは何よりですが、家がつまらないのだとすると気の毒です。ファッションとか、学校で不自由なことについてきくと

 「外で外食すること」
 「インターネットも」

という答えでした。外出できないのでインターネットカフェに行けないのだそうです。学校にはインターネットがないんでしょうかね。彼女らにとっては、ネットはネットカフェで見るものなのかもしれません。

高校たちに関口さん、月餅を分けてもらいました。お母さんの手作りだそうです。砂糖、ゴマ、ドライフルーツが入ってますが、甘さは控え目だったようです。

高校たちと別れて17:33、原平着。一週間、気をつけて行って来て下さい!

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