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2007年12月 7日 (金)

中国鉄道大紀行 その95 月の~砂漠を~♪

中国鉄道大紀行 その95 月の〜砂漠を〜♪
中国鉄道大紀行 その95 月の〜砂漠を〜♪
11月8日は柳園(りゅうえん)駅から敦煌(とんこう)を訪ねます。

4:25、嘉峪関(かよくかん)発。昨日に引き続き早朝の出発でご苦労様です。長城の外の西域を走ること4時間、8:20に柳園着。ここが敦煌の最寄り駅ですが、敦煌自体は鉄道のルートから外れているので、さらに100kmほどバスで行かなければなりません。なかなか、遠いです。

日も高く上るころ、ようやくオアシス都市敦煌に着きました。人口13万人。小さな街に感じますが、砂漠の真ん中で地下水に依存という立地を考えれば十分大きな街です。街中にはホテルもあってシャワーも使えるし、レストランでは地下水で養殖した魚も出るらしいのですが、これ以上の街の拡大は難しいでしょう。

大通りを歩くと遠くに砂丘が広がっているのが見えました。

 「すごいね、砂漠」

 「あんな背の高い山になってる」

△型の砂山が一際目立って見えます。街の南西7kmに聳える鳴沙山です。今日はそこで砂漠見物をします。

入口に〈鳴沙山月牙泉〉と書かれた門が立っていました。

 「門の向こうは全部砂!」

 「ジャーン、ジャジャーン!」

関口さん、いつもにましてハイテンションです。門の向こうには果たして、砂漠が広がっていました。思わず駆け出します。

 「砂ーー!きえっーー!!」

両手で砂をすくって放り投げます。それぐらい雄大な風景でした。思ったより遥かに大きな砂丘の迫力に圧倒されます。その奥に果てしなく続く砂丘の波、波‥。東西50km、南北20kmに渡って砂丘が続いてるのだそうです。敦煌ってこんな所だったんですね。名前は有名ですし莫高石窟の写真も見た事はあったのですが、こんな、広大な砂丘地帯がすぐそこに広がっているとは‥

 「なんかのフォルムみたい」

 「ピャオリャン(綺麗)だねえ。ツルツル‥」

砂丘の波は荒々しいというよりむしろ優美で、草一本生えない砂肌は遠目に陶器か何かのように見えます。いにしえのシルクロードの面影を残す幻想的の光景でした。昔は、夜中に静かに砂が流れる音が楽器を奏でるように聞こえたという記録もあって、それが「鳴沙山」という地名の由来になっているそうです。

今の鳴沙山はすっかり観光名所になっていて、定番のラクダ体験も出来るようになっていました。鳴沙山北麓にある月牙泉まで往復するのが普通で30元(450円)とかネットの観光情報にありましたが、関口さんは鳴沙山登山の2時間コースの方をチョイス。57番というゼッケンをつけたラクダに跨がりました。

 「立つとき、前に倒れて怖いのよ~」

ラクダは後ろ足から立つので、その時前に振り落とされそうになります。これが苦手な人はラクダの引く馬車(?)に乗るのですが、関口さんはうまくコブにしがみついて立つことができました。ラクダの高さは人の背丈くらいあって見晴らしが良さそうです。カランカラン音をさせながら、ゆったり歩きだしました。

 ♪月の~砂漠を~
 ♪は~る~ばると~

やっぱりこの歌がでますね。ぴったりです。砂に映る長い影が砂漠の旅情を感じさせます。夏場は50℃を越して極めて暑いので夜のツアーが人気だそうですが、そのときはまさに「月の砂漠」を体験できるでしょう。

ふもとでラクダを降りて、鳴沙山に上ります。標高は1715m。もちろん、そんなに上るわけではなくてふもとからの標高差は250mほどですが、砂に足を取られて上りにくそうでした。息を切らしてようやく山頂に‥

 「あら、綺麗‥」

 「アイヤー!」

本当に遠くまで広がる砂漠が一望できました。これは見事です。同時に敦煌が砂漠の真っ直中に浮かぶ都市であることも実感できます。

帰りは木でできたソリで下ります。ちょっとキシキシ言ってのが気になりますが、スタートすると一気にトップスピードに。

 「あーーーー‥‥!」

 「ひえぇぇぇ~~、楽しいじゃんこれ!」

一気に下ります。

 「せっかく苦労して上ったのに~」

リフトのないスキー場だとこんな感じでしょうか。でも関口さん、とっても楽しそうでした。敦煌、いいですねえ。石窟もいいですが、鳴沙山の砂漠体験も行ってみたいリストに加わりました。

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