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2008年2月 6日 (水)

温暖化への関心と家庭の対策

前の記事で使った「家庭での対策」に「温暖化に対する関心」のデータを加えてマップを作ると、次のようになりました。

Photo_2 「関心なし」のデータをいれると、ほかの項目から遠く離れたところに位置してしまう(何らかの対策をとる人は、ある程度以上の関心を持つことを示す)ため、「関心あり」のデータと「ある程度関心がある」のデータをいれてマッピングした結果を示してあります。

「関心がある」という回答に近い項目は「高効率給湯器」「省エネリフォーム」「太陽光発電」であり、「ある程度関心がある」に近いのは「冷暖房の温度調節」「レジ袋削減」「シャワーの節約」などの項目になっています。この配置から、「ある程度の関心がある」人は比較的手軽にできる対策をとり、「関心がある」人は設備投資が必要でコストがかかる対策をとる傾向があることが推測されます。

比較的手軽にできる対策はコストがあまりかからないので、ある程度の関心は持つが温暖化に強い関心を持っているわけではない人にも実行しやすいのでしょう。ただ、これらの対策は二酸化炭素の削減率と言う点では5%からせいぜい10%程度で、あまり大きな削減量を見込める対策ではありません(家庭の二酸化炭素排出量は1990年に比べて35%ほど増えてしまっています)。

大きな削減効果を見込めるのは、家屋の断熱性を高めて冷暖房の必要を減らす「省エネリフォーム」や、電気からの二酸化炭素発生(一般の家庭の排出の3~4割を占めます)を0に近づける太陽光発電の実施なのですが、これらは大きなコストがかかるため「ある程度」程度の関心ではなくて、はっきりした関心を持っている人のみが行っているのが現状といえそうです。

これらの結果から、温暖化に対する関心をさらに高めるか、設備投資の必要な対策のコストを減らすかいずれか、あるいは両方の手立てをとることが家庭部門における二酸化炭素削減に必要であるといえるでしょう。

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