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2008年2月11日 (月)

「おから」をバイオ燃料に

>豆腐を作るときに出る「おから」は産業廃棄物になっていたが、これを原料にバイオエタノールを作るプロジェクトが静岡市で進んでいる。二酸化炭素(CO2)排出を抑制するエネルギーとして車のガソリンに混ぜて使う予定で、“おから製”は珍しいという。

>「おから製エタノール」に乗り出すのは廃棄物処理業「静岡油化工業」(静岡市)。2月末に小型プラントを完成させ、3月初めにも製造を始める。1年間に4800リットルの生産量を目指す。  

>豆腐を作る際、大豆から豆乳を搾った後のかすであるおからは「厄介者」だった。 全国豆腐油揚商工組合連合会(東京都台東区)によると、豆腐製造業者が使う大豆は1年で50万トン。水分を含んだおから70万トンもできる。おからは栄養豊富な食品だが、『卯の花』などに料理され食卓にのぼる機会はわずか。このため、一部が飼料に利用される以外は、豆腐製造業者らが産業廃棄物として有料で処分してもらっていた。  

>「静岡油化工業」は新エネルギー・産業技術総合開発機構(川崎市)などの支援を得て、プラントを導入する。 プラントでは生のおからとジャガイモの皮を原料にバイオエタノールを製造。320キロの生のおからから100リットルのバイオエタノールができる。5年後には生産量を約30倍に増やす考えだ。

>ガソリンの代替燃料として注目されるバイオエタノール。政府は平成22年度までに、1年間で50万キロリットル(原油換算)分のバイオ燃料を導入するという目標を掲げており、増産、普及に力を入れている。  国内では建築廃材や規格外小麦サトウキビといった植物を原料にしたバイオエタノールの研究が、北海道や岡山市など全国各地で実用化に向けて進められている。首都圏では石油元売り各社が昨年4月から、東京、神奈川、埼玉、千葉の50カ所の給油所でバイオエタノールを配合した「バイオガソリン」の販売を開始。石油連盟(千代田区)などによると、平成21年度までに全国1000カ所で導入される見込みだという。  リンク: 「おから」もバイオ燃料 温暖化防止へプロジェクト 静岡 - MSN産経ニュース.

前の記事から、バイオエタノールをつくるとすれば廃棄物からが望ましいことがわかりますが、そういう点で豆腐を作ったときにできる「おから」からバイオエタノールをつくるというのは、よいアイディアということになりますね。建築廃材からつくるよりはずっとつくりやすそうですし。

320㌔のおからから100リットルできるということで概算すると、全国で70万トンできるおからから20万㌔リットルのバイオエタノールが理論的にはつくれることになります。平成22年度までの50万㌔リットルの目標の40パーセントがおからからまかなえることになります。産業廃棄物として厄介者のおからが燃料に使えるなら、非常に結構なことといえるでしょう。

問題は価格で、このニュースではまったく触れられていませんが、コストがかかるようですとおからエタノールの増産は難しいということになります。ちなみに、20万㌔リットルのバイオエタノール使用で削減できる二酸化炭素は46万トンで日本の二酸化炭素排出量の0.03%程度なので、他の方法での削減が必要なことはいうまでもありません。

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