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2008年8月20日 (水)

今月のうた『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』

高校野球が終わってようやくみんなのうたを平常どおりに見られるようになりました。実はどの曲もラジオで聴いただけでテレビでは見てないんですよね。

そんなわけで今日は『手紙』の方をはじめて見ることができました。ラジオで思ってたイメージとだいぶ違いましたね。主人公が女の子だったのがまずびっくり。自分のことを「僕」と呼んでるので男の子かと思ってました。ハトが「十五の僕」と「大人の僕」の間で手紙を運ぶ絵はわかりやすくていいです。特に3番の歌詞は「十五の僕」と「大人の僕」が交錯してるので映像をみて初めて意味が理解できました。

十五という、自分の進路選択に初めて本格的に直面する一方で、大人が信じられなくなる時期の子供へのメッセージを歌った曲です。大人を信じられない子供に「大人の僕」が語りかける。それは「自分」が大人の代表となることで大人への不信感をやわらげようとするトリッキーな狙いがあるわけですが、「十五の僕」が「大人の僕」の声に耳を傾けることによって他者への信頼感を取り戻す可能性がある一方で、自分の声にだけ耳を傾けていればいいというメッセージとして伝わる可能性もあってちょっと怖いなと感じました。まあ、そんな風にとる人は少ないでしょうけど。

関係ないですが、みんなのうたには『小さな手紙』という曲もあります。こちらは父親が子供に手紙を書こうとして書けませんでした、というお話で、『手紙』に比べるとまるで深刻さのないほのぼのとしたのんきな曲になっています。今の世の中をこれから暮らしていかなければならないという立場の違いが、曲調にも現れてるような気がしますね。

『手紙~拝啓 十五の君へ~』 
  うた:アンジェラ・アキ
  作詞:アンジェラ・アキ
  作曲:アンジェラ・アキ
  編曲:アンジェラ・アキ
  原画:高屋奈月
  アニメーション:白組
 2008年8月初回放送

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コメント

 最初は、西六郷少年少女合唱団の定期演奏会で聴いた。その時はそれほどの感動もなかったが、「みんなのうた」などTVでの露出が多くなり、何度か聴くうちに歌詞の内容にやられてしまった。一度聴いただけで気に入ってしまう曲もあれば、徐々に曲の良さに気付く場合もある。この曲は後者であったが、何時の間にかすっかり嵌ってしまっていた。以来、今もって携帯電話の着信はアンジェラのこの曲である。シンガー・ソングライターとしての彼女の代表曲になるに違いない。合唱バージョンも捨てがたい良さがある。西六郷少年少女合唱団の歌はCDを購入して時々聴いている。そして、Nコン決勝大会での全国の中学生たちの歌声も勿論素晴らしかった。

投稿: るんるん | 2011年12月 9日 (金) 22時59分

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