森へ行ってどうするの?
みんなのうたでは1番の歌詞しかなくて、鳥のなく森へ行って木をきったり草を刈ったりするだけです。2番ではお昼休みに輪になってお弁当を食べます。3番ではいよいよ仕事が終わって、お楽しみ。みんなで手を組んで歌ったり、踊ったりするのでした。たわいないといえばたわいのない結末です。
これが東大音感合唱研究会という、ハイマートみたいな名前の合唱団が訳した歌詞ということになります。ただ、<シュワ・ジェヴェチカ>http://
もともとこの曲はシレジア地方のポーランド民謡“シュワ・ジェヴェチカ”(Szła dzieweczka)で、ポーランドで広く愛唱されている曲のようです。上記のページによると、もとの歌詞は
[1番]
Szła dzieweczka, do laseczka, do zielonego,
do zielonego, do zielonego.
Na potkała myśliweczka bardzo śwarnego,
bardzo śwarnego, bardzo śwarnego
[2番]
O mój miły myśliweczku, bardzom ci rada,
bardzom ci rada, bardzom ci rada.
Dałabym ci chleba z masłem, alem juz zjadła,
alem juz zjadła, alem juz zjadła
なのだそうです。Google翻訳で訳してみると
[1番]
イトトンボの杖へ歩いて、緑に、
緑に緑に。
potkała myśliweczkaでは、非常にśwarnego、
非常にśwarnego、非常にśwarnego
[2番]
ああ、私の愛するmyśliweczku、
あなたのbardzom委員会
あなたのbardzom委員会bardzom委員会。
私はあなたにパンとバターを与えるだろうが、
私はすでに食べた、しかし、私はすでに食べた、
私はすでに食べた
というわけのわからない歌詞になりました。Google辞書に載っているポーランド語に限りがあるので、śwarnegoとかわからずじまいなわけですが、<シュワ・ジェヴェチカ>には歌詞の大意も載せてあって
[1番]
ひとりの美しい娘さんが緑の森へ行き、
とてもハンサムな狩人さんに出会いました。
[2番]
おお、愛する狩人さん、
あなたにバタつきパンをあげたいんだけど、
わたし、もうみんなたべちゃったのよ。
となっています。ということはdzieweczkaはイトトンボではなくてきれいな娘さん、śwarnegoはハンサムな、myśliweczkaは狩人と考えるとつじつまが合いそうですね。bardzom委員会が何なのかはさっぱりわかりませんが。
結局この歌詞からわかることは、娘さんは誘われて森に行ったのではなくて自分から森に行ったということです。多分、何か用事があったのでしょう。そこでイケメンの狩人にあって自分からアプローチしようとしていたのでした。ポーランドでは狩人は憧れの職業だったようなので、この娘さんはスポーツ選手や芸能人の追っかけのようなものと考えればいいでしょうか。手持ちのバターつきパンを食べてしまった娘さんが代わりに何を提供したのかはわかりませんが、そう考えると確かに子供向きの歌ではないかもしれませんね。
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コメント
くじょうかねざねさま
大変に興味深い解説をありがとうございました。私もこの曲がもともとは『娘さん』だったということを何かで読んだことがあり、原詩に興味を持っていました。詳しく調べられた努力に感服です。
この曲の編曲者である荒谷俊治さんがポーランド土産に持ち帰ったということのようですが、実際にはもっと以前から知られていた曲だったのでないかと推測しています。
投稿: るんるん | 2011年12月 9日 (金) 20時18分
1961年10~11月の曲は「熊ちゃんのピクニック」「走れ並木を」「ゴンピンピンの歌」「へのへのもへじ」「おまつり」もありました。
投稿: うい | 2022年10月27日 (木) 19時08分
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投稿: | 2025年4月16日 (水) 18時04分