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2010年1月21日 (木)

国民歌謡のはなし

昔の話ですからご存じの方がいなくても不思議ではありませんが、「みんなのうた」には前史があります。

1936年~1941年まで月曜から土曜の12:35~12:40の時間帯に「国民歌謡」という番組が放送されてました。1週間同じ曲を流して交替というシステムだったようで、これが「みんなのうた」の原形だったと言われています。時節柄軍歌が多かったのですが、「名もしら~ぬ、遠き島より~」の『椰子の実』や「トントントカリンと隣組」で始まる『隣組の歌』など「みんなのうた」で流しても違和感のないような曲も少なからず放送されていました。

1941年2月に「国民歌謡」は「われらのうた」に番組名を変更し、さらに12月には「国民合唱」に名を変えます。この時期には『箱根八里』とか『夏は来ぬ』といった曲が放送されています。

「国民合唱」の放送は1945年8月15日の敗戦をもって終了し、しばらく休止期間があるのですが、1946年になって「ラジオ歌謡」というタイトルで復活しました。この番組は1962年まで放送され「雪の降る町に」のような名曲の数々が紹介されています。そして1961年に「ラジオ歌謡」の映像付きバージョンとして「みんなのうた」が始まったのでした。

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コメント

 国民歌謡の話題とは少し違いますが、面白い番組の話題です。
 1963年4・5月の無料配布楽譜から「みんなのうた」とは兄弟番組のような「たのしいうた」が存在したことが判明しています。毎週土曜日だけの放送です。
 例えば4月のうたは『ゆかいに歩けば』で、5月のうたは『おお牧場はみどり』です。なんとなく「みんなのうた」の再放送のようにも思われるのですが、6月のうた『タマゴとニワトリ』を見る限り、そうでもないようです。
 しかも「たのしいうた」は6:25~6:35の10分の番組です。「みんなのうた」より5分長いので4曲放送することができたはずです。どういう番組だったのか、謎です。
 志村建世さんに質問してみようか?と思ったりもするのですが、勇気がありません。
 さらにはこの年の8月からラジオ番組として「ぼくらのうた」が登場しています。月~金曜日の放送で、3分間の番組です。放送した曲は「みんなのうた」の毎日のうたです。
 当時の記憶がないので、こちらも謎の番組ですが、TVで試聴できたので、ラジオは聴かなかったと思います。

投稿: るんるん | 2011年12月10日 (土) 19時57分

 意を決して志村さんに質問してみました。
 すぐにお返事をいただくことができました。
 以下のとおりです。

 当時「みんなのうた」は、月曜から金曜までの放送でした。土曜日は空白だったので、兄弟番組が1963
年4月から「たのしいうた」として作られました。時間が長いので、スタジオでの生出演なども可能になりました。
 その後はさらに発展させて「歌のメリーゴーラウンド」という30分ほどの番組もできました。

投稿: るんるん | 2011年12月10日 (土) 22時39分

「たのしいうた」のことは初耳でした。「みんなのうた」の姉妹番組が「歌のメリーゴーランド」に発展していったのですね。なるほど、貴重な情報ありがとうございます。「特集みんなのうた」や記念の特番のような番組が定期的に放送されていた感じかもしれませんね。

「ラジオ歌謡」は1962年まで放送されてますので、「みんなのうた」とは2年ほどオーバーラップしています。この間はラジオ版の「みんなのうた」と「ラジオ歌謡」が平行して放送されてたことになりますね。るんるんさんは「ラジオ歌謡」の方は覚えてらっしゃるでしょうか? 曲目リストをみると556番が『おお牧場はみどり』だったり共通点もあるのですが、恋愛歌やサラリーマンをうたった曲も多く対象年齢が「みんなのうた」よりかなり上でだった印象もあります。形式は似ているものの性格はだいぶ違う番組だったのかもしれませんね。

投稿: くじょう | 2011年12月12日 (月) 00時25分

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