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2010年4月26日 (月)

社会貢献意図、月額432円

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昨年の調査で社会に貢献する意思(「日頃から何か社会のために役立ちたいと思っている」という質問で測定)のある学生が7割近いという結果が得られましたので、今年の年度初めアンケートでは、どの程度の貢献をするつもりがあるのかを定量的にきいてみることにしました。ワーディングは

 「社会の役に立つ活動に寄付をする機会があれば、いくらぐらいしたいと思いますか」

で、月額0円から月額2000円までの選択肢から選んでもらう形式です。同時に1ヶ月に自由に使える金額も聞いていますので、可処分所得のうちどの程度をN人協力行動(不特定多数の人に対する協力行動)に提供する意思があるのかを推定することができます。

309人に質問をしたところ、305人から回答があって

 月  0円      54人(18%)
 月 100円程度  75人(25%)
 月 300円程度  53人(17%)
 月 500円程度  71人(23%)
 月1000円程度  43人(14%) 
 月2000円程度   5人( 2%)
 それ以上      4人( 1%)

という結果になりました。月100円程度という答えが最も多くて25%、月500円程度という答えがそれについで23%となっています。1円たりとも寄付したくないという人を含めた100円以下派が43%を占める一方で、1000円や2000円も含めた500円以上派も40%に達することが分かりました。大まかに見て、N人協力行動をある程度するつもりがある人と、するつもりがない人が同じ程度いるといえそうです。

寄付する意思のある金額の平均をとると月額432円になりました。昼食1食分ぐらいになるでしょうか。ドトールのコーヒー2杯分ぐらいといえるかも知れません。1ヶ月の可処分所得が平均39600円でしたから、それの1.1%ということになりますね。おおむね自分の資源の1%を不特定多数の人のために使っても良い(残りは自分や知人のためにつかうつもり)と思っていることになります。

100円以下派の42%について平均をとると月額58円で缶コーヒー半分ぐらいにあたります。可処分所得に占める割合は0.1%で、何もしたくないか形だけ貢献したいということのようです。一方、500円以上派の40%について平均をとると月額882円で大戸屋のチキン南蛮定食や松屋の豚生姜焼き定食のダブルぐらいは食べられそうな金額になります。これはちょっとした金額ですが、可処分所得に占める割合は2.2%で社会に貢献する意図のそこそこある人でもこんなもんという評価もできるかもしれません。

この結果は実際の行動ではなく意図をきいた質問によるものですから、実際の貢献行動は平均432円よりも少ないと考えるのが妥当でしょう。maxこのくらいという目安が判明したものとみることができます。可処分所得の1%程度という数字が大きいか小さいかは評価は分かれるところだとは思いますが、日本のGDPの1%と考えると4兆円ほどになったりしますので、そこそこの大きさということができるかもしれません。とはいえ1%ですから、あまり大きな期待も禁物ということになるでしょうか。

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