【ゲゲゲの女房】 第53話 富田の約束手形
玄関の物音、浦木でも来たのかと思いましたが中森さんでした。原稿料をもらえなかったため水道橋から調布まで歩いて帰ってきたそうです。Google Mapによると20.6kmの道のりで5時間はかかったことでしょう。ご飯も食べずにということですから、よく生還したというべきでしょうか。
茂さんも水道橋近辺で持ち込み先を探して歩きますが、朗報は得られません。貸本業界、相当厳しいようですね。雑誌につてがあればと思いますがそうもいかないのかも‥。そうこうしているうちに、前に原稿料を踏み倒された富田書房の社長に出会います。あんまり縁起はよくないのですが、茂さんつかまってしまいました。
「漫画家に逃げられて困っている」
そりゃそうでしょう。原稿料を払わなければ愛想をつかされるのは当然です。しかし、持ち込み先に窮していた茂さんは3ヶ月先の約束手形と引き換えに原稿を預けてきてしまいました。吉と出るか凶と出るかと問われたら、圧倒的に凶と出そうな選択ですが‥.。このいきさつを聞いて布美枝さん、いよいよ仕事をする決意を固めたようですね。なんとかレディでもはじめるのでしょうか。
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