【ゲゲゲの女房】 第67話 連合艦隊
悪魔くんの原稿料は茂 さんの連合艦隊建設費用と化しつつあるようです。当時「長門」のプラモデルが250円ぐらいだったという証言もありますが、茂さんがつくってたサイズだともっとしそうな気もしますね。仮に500円だとして10隻集めると5000円、20隻だと1万円になります。原稿料が3万円ですから、GDPの6分の1から3分の1が軍備拡張に費やされそうとしている計算です。
「我が家にそんな軍事予算はありません!」
布美枝さんのお怒りはごもっともでしょう。あき姉さんの置時計や青海波の着物も一六銀行に行ったきりっぽいですし、不動産屋の20万円の負債も大半が残っているはずです。これらを放置してプラモ作りに励むのは、赤字国債を増発して軍備拡張に走るようなもので平時にやるべきことではありません。思うに、茂さんの頭の中は戦時なんでしょうね。
「これは貧乏神との戦争だ!」
前々回ぐらいにそんなことを口走ってましたし。連合艦隊で貧乏神をやっつける想念に囚われているのであれば、国民(布美枝さん)の声に耳を傾けないのも道理です。どうにも困った展開ですね。ズボンを破いて腰にタオルを巻いた浦木がよっぽどまともに見えてしまいます。いつ妄想から覚めるのか、はたまたプラモの連合艦隊が本当に貧乏神をやっつけるのか。連合艦隊の砲弾が村井家の家計に炸裂する可能性が高いだけに胃の痛くなる日々が続きそうです。
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