【ゲゲゲの女房】 第72話 進水式
今日も戦況はあんまり変わっていないのですが、戌井さんがちゃんと原稿料をもってきて下さったおかげで一息つけています。金策はつかないのではないかと思ってたので、ちょっこし意外でした。ちり紙一つ買えない状況で、茂さんも「漫画やめて、映画の看板描きでもするか」といってたぐらいですから、戌井さんの原稿料がなければゲームオーバーだったかもしれません。トペトロにつぐ水木漫画の恩人といえるでしょう。
まあ、美男美女画や進水式の背景画の画力があれば、映画の看板描きなり業界漫画や広告の挿絵描きなりなんなりで食いつなぎながら、本職の漫画を描くことも可能な気はしますが、さしあたりは本職に専念できそうで何よりでした。布美枝さんの協力もあって無事大和も完成。大海原を背景に精密プラモが勢ぞろいするシーンはなかなか壮観な眺めでした。藍子ちゃんも1才の誕生日にあわせてあんよをはじめましたし、苦しい中にも一部下げ止まりの気配も感じられる昭和38年の年の瀬です。さしあたりはイケメン時代劇が売れることを祈るとしましょうか。
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