【ゲゲゲの女房】 第79話 好きなことに裏切られる
今日は政志さん(こみち書房の美智子さんの旦那さん)と太一君が浦木に連れられて茂さんの家にやってきました。太一君が政志さんと競馬をしにいっただけでも今日はびっくりだったのですが、二人が茂さんの家に現れたときは思わず「えぇー!」と声を上げてしまいましたよ。政志さんと茂さんの直接対決が突然幕をあけました。
ご飯をたかりにきたくせに、食事の貧弱さに文句を言う浦木。太一君が「失礼な人ですね」と憤慨していると
「あんたも色々あきらめてんだろ」
「戦争行って腕失って、まともな仕事につけないんじゃ・・」
政志さん、内角高めをストレートでズバリと突いてきます。これには浦木も「はっきりいうお人だ」とたじたじです。
「いや、あきらめたと思ったことはないです」
「漫画は好きで描いとりますけん」
茂さんはカットしてファウルで逃れました。さりげない一言で場の空気を変えるのは茂さんの得意技です。太一君もこの技に救われています。これで茂さん優勢かと思われたところで冒頭の発言が飛んできました。
「好きなことに裏切られることもある」
真意の分かりにくい変化球です。外角低めに来て落ちるのか、逃げるのか、いっぱいに決まるのか。カットにいって空振りか、見て見逃しか。手に汗を握ったところで本日これまでとなりました。短かったですが、見ごたえのある攻防でした。
シベリアで抑留されてようやく帰国すると子供はすでに腸チフスですでに亡く・・。生きる気力を失い、ギャンブルにのめりこみ、周りにネガティブな言葉を投げつける政志さんはこのドラマのキーキャラクターの一人だと思われます。同じく戦争でひどい目にあった茂さんとのぶつかりあいで生気を取り戻していくのかなと期待しているのですが、多分そう簡単にはいかないのでしょう。明日の直接対決第2幕、一波乱も二波乱もありそうな予感がします。
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