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2010年7月 8日 (木)

【ゲゲゲの女房】 第88話 なんとかなる

イカル、イトツ夫妻は茂さんちに泊まっていきました。これが最後の上京になるかもしれませんし、一度くらいゆっくり話をしたかったのでしょう。イカルさんが布美枝さんに「茂のこと、よろしゅう頼みます」というシーンに万感が篭ってました。今生の別れではないにしても、それに近い感覚だったことでしょうね。この時点では売れない漫画家で一生すごす可能性が高かったのに「好きなことして生きろ、なんとかなる」と言い切ったイトツ父さんも立派です。

はるこさんは、その後原稿の手直しをして少女ガーデンの編集部に持っていったようです。「自分では最高の漫画が描けました」といってましたが、あえなくリジェクト・・。万策尽きてしまいました。でも、そうなんですよね。全力を尽くしても報われるとは限らない世界。中森さんにしても戌井さんにしても(富田さんも?)、全力を尽くしても成功はしませんでした。

 「世の中、思い通りにならんもんですよ」

山梨に帰る報告に来たはるこさんに、茂さんはこういいました。

 「でも、3年間描き続けた漫画家魂をもっとったらええ」

 「いつかは何かにつながるよ」

イトツ父さんから茂さんも<なんとかなる主義>を
受け継いでいました。「世の中、思い通りにはならんけど何とかなる」。過信でも絶望でもない地に足のついた楽観主義というべきでしょうか。戦地での体験から得た「生きとる人間には同情せんのですよ」という考え方も根は同じなのでしょう。

 「生きていれば何とかなる」

子供の頃からずっと漫画家になるために努力してきたのに、それを断念しなければならなかったはるこさん。しばらくは抜け殻かもしれませんが、いつかきっと立ち上がってくれることと思います。あの政志さんみたいにね。なんとかなりますって!

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