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2010年7月14日 (水)

【ゲゲゲの女房】 第93話 鬼太郎をやらせてください!

昨日の種明かしは「可愛くする」でした。そんな気もしたのですが、一日引っ張るほどのネタじゃないしなあとか思って別のことを考えてました。でも、可愛い姿をしているのに異形の能力を持つ、外見と中身にギャップを持たせるアイディアは悪くありません。こうしてテレビくんは一段と「ザラッと」した感触を持つことができました。

アイディアを形にしていく段階で新しい問題が浮上します。茂さんはテレビの仕組みをよく知らないのです。そもそもよく知らないテーマで勝負するのは危険なのですが、問題を察知した布美枝さんが古雑誌を集めてきてくれました。この辺は阿吽の呼吸でナイスな連係プレーでしたね。テレビ局の内部や撮影の現場。テレビカメラの形やスタッフの配置。作画に必要な資料をピンポイントで集めてくるなんて、翼くんと岬くん並みの息の合い方です。

さらに茂さんには、ある程度資料があれば頭の中で3次元データに変換して好きな角度で作画できる模型作りで鍛えた特殊能力があります。貧しい中で新聞配達をしながら不思議な世界にあこがれる三太少年の描写は、茂さんの実体験そのもの。藍子ちゃん似のテレビくんの容姿といい、持てるものを総動員して描いた「テレビくん」が完成しました。

 「大変結構です。原稿頂戴いたします」

 「子供たちこそ、この漫画の一番の理解者です」

豊川さんも大満足の仕上がりになりました。その場で少年ランド本誌の原稿執筆も依頼されます。子供たちをひきつける奇想天外な戦いのシーンをふくむものが今度の今回の条件です。

 「墓場鬼太郎をやらせてください!」

 「やっぱりそうきましたか!」

と間髪をいれずに豊川さん。ここは泣けましたね。紙芝居時代から暖めてきた茂さんのキラーコンテンツ、墓場鬼太郎がいよいよ世に出るときが来たのです。ともに紙芝居で戦った音松親分は去り、鬼太郎に賭けてくれた深沢山海社は倒産。そのあとも富田書房に裏切られ戌井さんの北西出版も苦戦・・。思えば長い道のりでした。

 「ようやく鬼太郎にチャンスが巡ってきたようです」

というおばばの声もうるんでいましたね。

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